もったいないことはもったいない時に
ドラマの最終回だけ見ずにそのままにしておくことが多い。 それは旅行の最終日のような寂しさがあって、この楽し...

もしもし五島列島
モシモシゴトウレットウ
2026年5月8日
たまに、叔母からスナックのバイトに呼び出される。
叔母に用事がある時は、一人で店番を任されることもある。この前もそうだった。
店番をした後、自分の用事でその場所を少し借りたから、「使用料として、バイト代からいくらか引いておいてね」とLINEを送った。
いつもは返信が早い叔母なのに、その時に限って、既読はつくけれど返信がない。
その静かな時間に、私は耐えきれなくなってしまった。
「あ、やっぱり金額が足りなかったのかな」「もっと高く設定すべきだったかな」
不安に負けた私は、結局「バイト代、いらないよ」と自分からメッセージを重ねてしまった。
後になって気づく。あぁ、私は「待つ」ことができなかったんだな、と。
スナックのバイトは、端から見れば楽に稼げるように見えるかもしれない。けれど実際はそんなことはなくて、いつもどこか「つまらない時間」を切り売りしているような感覚があった。
もう、はっきりさせよう。私は、本当に働かない。
そして学んだのは、交渉術の真髄は「待つ」ことにあるということだ。
相手の出方を待てずに自分からカードを切ってしまうと、結局は自分が損をすることになる。
松がじっと風に耐えて立っているように、私も「待つ」という交渉術を身につけなきゃいけない。
そうでないと、私は永遠に、自分の時間も心も、安売りし続けてしまう。
これからは、しずかなひとになって、もっと自分を大切にする。
沈黙に怯えて、自分の価値を自分から差し出すのは、もうおしまいにしよう(ぺこぱ)