徐々に
長女が卒業旅行その1に出掛けるということで、早朝6時前に駅まで送る。機械工学科に学年でたった二人だった女子と福岡へ行くそ...

風早草子
カザハヤソウシ
2026年5月17日

土曜日、ヘトヘト野球部員の朝が早い。おにぎりを5個持って、筋肉痛の体に鞭打って、7時の電車に乗って出掛けていった。1年生の中には、すでに骨折とか、何人か怪我をしている子もいるらしい。硬球はやっぱり難しいし、危険でもあるのだろう。くれぐれも怪我には気を付けて、頑張れ、野球部員。疲れているけど、後ろ姿はすでに前より少し逞しくなってきている気がする。

朝からホトトギスの声が山から降っている。カッコウやホトトギスの仲間は、托卵という生態のためか、夏鳥の中では渡来が遅い。記録を調べると、ホトトギスの初鳴きは去年が5月11日で、一昨年は15日だった。姿を見ることは滅多にないけど、渡来すると鳴き声はやたら聞こえてにぎやか。
ホトトギスの声を聞きながら、今日は朝からカメラを持って仙元山に登る。昨日、草刈りの帰り、山頂付近でキビタキの声を聞いたので、確認に行き、記録写真を撮りたい。キビタキは日本に飛来する夏鳥の中で、姿、声ともに美しいことでは、オオルリと双璧の人気の小鳥。すごく珍しい訳ではないが、それなりに自然度が高い林じゃないと繁殖はしない。北海道や東北だと、ちょっとした林で見かけるのだけど、東京だと高尾山の奥の方とかじゃないと見られない鳥。ただ最近は都心の公園とかの木が成長してきて、明治神宮とかでも繁殖しているという噂。三浦半島ではそれなり繁殖している場所があるようで、葉山でも森戸川の源流部では繁殖しているらしい。仙元山は国道に面して立つ標高100メートルちょっとの小山なのだけど、それなりに大きい木が生える林になっていて、閉じた樹冠の下に鳥が飛び回れる中層空間があり、キビタキが好みそうな林相がある。実は10年ほど前、まだ越してきたばかりの頃も、仙元山でキビタキかな?という声を聞いたのだけど、姿は確認できなかった。5月になると山は蚊が多くなるので、そもそもあまり足を運ばなくなるので、以来、ちゃんと探しにいったことがなかった。もしかして声もキビタキではなくて、外来種のガビチョウだったかも?とやや懐疑的になっていた。でも、昨日聞いた声は、ガビチョウではなく、明らかにキビタキ。しかも盛んに囀っていた。というわけで、今朝は気合を入れて山へ。

声が聞こえるのは山頂付近の林。少し離れていて、道からでは姿は見えそうにない。落ち葉一面で非常に滑りやすい急斜面を立木を掴み、落ちないように何とか奥へ進む。声が近くなってきたあたりで、立木に足を掛けて体勢をキープできて、かつ、少し周囲の視界が開けている場所を確保。あとは粘るしかない。鳴き声はしている。キビタキという鳥は、林の中層を飛び回り昆虫を餌にしている。よく囀るのだけど、オオルリみたいに特定のソングポストみたいな場所はあまり持たず、動き回りながら囀ることが多い。飛ぶのは非常に速い。待っていれば、移動して近くに来るチャンスがあるはず、という読み。想定以上の藪蚊の猛攻に耐えながら待つと、ついにキビタキがやってきた。鮮やかな黄色が美しいオス。最高!

キビタキ、同じ場所であまり長くは鳴かず、すぐ移動してしまうので、なかなか撮影は大変。声は非常に大きくてすぐ近くにいることは分かるのだけど、姿が見つけられないこともある。飛んだ瞬間を見逃さず、その航跡を追って、次に止まるポイントを捕らえないいけない。しかし、林の中は少し暗いのでピントも合いにくいし、シャッタースピードも出ないのでブレやすい。ということで、写真はこのくらいしか撮れなかったけど、観察は十分楽しめた。まだ朝だけど、これで今日という休日は十分目標達成感があり満足。(笑)まだ5月中旬なので、このままキビタキがここで繁殖までするかはわからない。この先も声がするかどうかくらいは確認に行ってもいいかな。

そうは言いつつ、そのあと、いつも通り佐島まで18キロコースを走り、もうしばらく着ない長袖ワイシャツを襟の汚れをウタマロ石鹸で丁寧に落としてまとめて洗濯したり、バイクでキュウリの苗を買いに行ったり。

でも本日のメインイベントは、高校野球部父母会の一年生保護者歓迎会。そもそも、高校生の部活に父母会があるという野球部の慣習に懐疑的なので、毎回、他の保護者との温度差、感覚の違いにアウェイ感が拭えないのだけど、長男、次男と6年連続で今年は連続7年目という立場なので、もはや怖いもの見物の境地。(笑)もちろん、みなさん、子どもも野球も好きな、悪い人たちでないのだけど。自己紹介で自分のことを「中毒」と言ったほど熱心に全ての練習試合を見に行っているというお父さんが数人はいた。野球部あるあるだ。おそらく年齢的には私は一番上くらいになっていそうなので、あまり目立たず、おとなしく、今後もしておくつもり。でも今のところ話が出ていないが、折り鶴、と言われたら、もう断固として断りたい。父母会の開催場所は高校の場所によって当然違ってきて、長男の時はいつも藤沢で、次男の高校だと大船、そして今回は杉田だった。京急の杉田駅とJRの新杉田をつなぐ商店街にいい感じの飲み屋がたくさんあることは知っていたけど、初めてここで飲めた。


神奈川県葉山町/58歳