三十年商店

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    島縞

    島縞
    シマシマ

    書きたくても書けなかった日もある

    風邪を引いている気になっていたら、いろんな疲れが重なって、偏頭痛をこじらせた。よりにもよって、金曜夜に。

    病院にも行けない。いや、行く気力も体力もない。
    そうして、そんな時はスマホの画面も、パソコンの画面も見れない。

    おなかはグーグー鳴るのに食べる気になれないし、脱水症状は避けようと水を飲めばそのまま出てくる始末。
    母がこのジュースを飲んでみたら、と持ってきてくれたのを、どうせ出ていくだろうよ、と思ったけれどそうはならなかった。
    「糖分来たぞ〜!しっかり吸収しとけ!」と胃が生き延びるための行動を起こしてくれたようで、心強くてたまらなかった。

    病院が開くまで、あと17時間⋯カウントダウンが始まる。
    3時間置きに目は覚めるけれど、少しでも時間が過ぎるのが嬉しい。明け方にはそれが1ケタになって、これで大丈夫だと思えた。

    病院への道中、タオルを目に当てて日差しを避ける。
    病院に着いても目は隠したまま。なんとか状況を説明すると、先生も看護師さんもやさしく接してくれてすぐに点滴が始まった。

    「痛くなったらね、鎮痛剤はもう効かないんだよ。予防薬のほうが大切だよ〜。もうなかったの?なくなったらいつでもおいで。落ち着くまでは飲み続けようね」

    午後からは、手足にピリピリした感覚があったものの、光が痛くなくなる。
    弱った母は見たくなかったかもね。心配で不安だもんね。日中は自分の部屋で過ごしつつも、ちょこちょこ様子を見に来ては「大丈夫?」と声をかけ続けてくれた娘とも、たくさんお話できた。

    でも、せっかく応援に行こうって言ってた運動会には行くことができなかった。娘は行かなくてもいいよって言ってくれたけれど、私は無念でならないよ。
    去年、あんなにステップ踏んで廊下を走っていたのにさ。グスン。

    念のため今日も点滴を打った。一層楽になった。

    改めて、ままならない状況を過ごしたかきぬまさんを思った。
    入院して、手術までこなしたP.S.さんを思った。

    食欲が戻った月曜のおかゆがたまらなくおいしくてお代わりしてしまった。食べられるって、生きてるって、なんてパワフル!

    寝込んでいる間、猫は私の腕枕で私の腕を痺れさせつつ温めてくれた。足を伸ばせなくしつつ温めてくれた。猫のぬくもりがこんなに癒しになることを、10年以上ぶりに感じられた。やっぱり猫が好き。

    しかし、土曜からお風呂に入れてなくて、今日も入らないでねって言われて、それだけが辛い。

    頭が動いている間、書きたいことが浮かんでは消えてって、そんな書きたくても書けなかった日もあることを書く日にしようと思った。

    寝込んでいる間、猫とともに娘も同じ部屋で一緒に寝てくれた。そして、とうとう娘のマットレスが私の部屋に。ふふ。また、同じ部屋で寝れる日々。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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