出雲
11:00 一畑バスJR出雲市発大社行き乗車 天気は雨が降ったりやんだりで肌寒い。 駅中の土産もの屋を視察していたらバス...

山陰編
サンイン
2026年6月11日
2日目
15:27 JR倉吉駅到着
駅スタンプを押したり乗車券を記念にもらうなどしつつ、明日の鳥取行きの電車と切符について予約するべきなのかと思い駅員さんに訊ねてみる。
「普段この時間は全然空いてます。今日は特急が運休して大阪方面へお帰りの方々が鳥取まで出て迂回してお戻りだったりして…ご迷惑をお掛けしました。」
やっぱりあの乗車率は運休の影響だったか。(後でこの日かなりの本数が運休なったと知る。サンライズも!あの山の中の信号の故障だったらしい)
1時間に2,3本しか電車はなく、並走する路線もない。何十kmも大回りするなんて振替案内が壮大すぎる…駅の観光案内所でバスについて確認したり紙情報を集める。
明日も天気予報が微妙で三徳山投入堂へ入山できるのか?できなかったら何も考えてない。入山はHPで毎日確認できるけど、朝割と早めに知りたいが何時ごろわかるのかしら?
「何時に更新されるかは三朝の観光案内でに直接電話してみたら分かるかも」
とカモカモなので明日朝の天気で考えよう…。
荷物を預けたり移動するにあたり、今日もあーぼうの荷物は私のバックパックの中にそのまま入っている。これを背負って倉吉を歩くのか…仕方ない。「早く宿に行ってダラダラしたいよー」と言われたけど、やっぱりせっかく来たからさ!のノリに付き合わせるにはこういう場面で「荷物持ってあげるからさー」とか「◯◯買ってあげるからさー」などの小技を駆使。まだまだ通用する。
倉吉の古い街並みエリアまでの路線バスは割と本数は多い。本日の宿までの通り道だったからバスを途中で降りてひと駅分歩くことにした。案内所でもらってきた街歩きマップのおかげで思いつけた。こういうのって事前調べだけでは気がつけないなあと改めて思った。案内所大事。
16:00 倉吉駅発バス乗車。
10分ほど行った境町で下車。古い街並みへと続く路地を入るといい香りが漂ってきた。店先でたい焼きを焼いている。駄菓子屋みたいな懐かしい店先。


「たい焼き、買って!」と言われもちろん快諾。薄皮パリパリのたい焼きは熱々で美味しかった。150円というジャンク価格もいい。たい焼きを食べ終え突き当たりを右に曲がると、タイムスリップしたかのように味のある古い街並みが現れた。焼杉板の建物がつづく。


寄れたらいいなと思っていた倉吉張子のお店に寄る。嬉しい。うさぎの張子は欲しいサイズが完売していた。「今制作途中のものがあちらにはありますが…」とのこと。残念。小さなはこたちゃんを連れて帰る。

ネットやガイドで「This is 倉吉」な倉吉×水路の写真はこのレトロな商店街の裏側のようだ。それにしても通りに人がいない。お休みの店も多かった。軒先には気になるものがたくさんあった。私たちの他はインバウンドの大人数グループ(しかも我々と真逆な富裕層な出立ち)が1組のみ。極めて「日常生活」にお邪魔している感じ。週末は観光地の顔になるのかな。掲示板に張り出してあったお祭りの時の雰囲気もとても良さそう。





バス停で休憩しながらバスを待つことにした。バス停は好きだ。休憩しながら通りを眺めたりできる。小腹タイムもとれる。次の移動にも繋がっている。

17:03 赤瓦白壁土蔵(明治町)より関金温泉行きバス乗車
バスは下校中の高校生たちの間にそれぞれ座る。あーぼうは並んで座れなくても半べそにならなくなった。むしろお一人様タイムで好ましいらしい。周囲の女子高生に紛れる、バックパックカー小学生。

商店、住宅地と抜けていくと田んぼと山の景色に変わり矢送川沿いを走る。
17:26関金温泉下車
バス停前にローソンあり。素泊でもこのローソンがあるから、まあなんとかなるか…と夕食については予約などしなかった。コンビニなんて旅情を削ぐけどあるだけで気楽。実際ここしかお店が見つからなかった。
関金(せきがね)温泉は約1300年前に開湯。数軒の温泉宿と公共風呂があるだけだが日本の名湯百選の一つ。この関金温泉に宿を決めたのは宿坊を見つけたから。今夜はお寺に泊まる。
宿坊・地蔵院は宿坊といっても新しく建てられようで、玄関は最新鋭の電子ロック。大変カジュアルで、モダンな素泊宿という感じ。だけどチェックイン時の住職さんとの会話は穏やかで落ち着くものだった。最近は旅先で世間話も殆どしなくなっているからとてもうれしい。館内はみな日英表記がなされていて、インバウンド需要にも応えており、喜ばれそう。写経もできるし、お勤め(読経)にも参加できる。私たちの他には1組。玄関先でお会いしたがマダムお一人だった。





荷物を下ろし早々に地蔵院から5分ほど緩い坂を下るとある地域の公共温泉へ。汗を流したい、というより肌寒かっし、電車の冷房で脚が冷えていたから暖まりに行きたかった。
18:35 せきがね温命館

公民館という感じが地域に根ざした雰囲気満点。岩風呂と木風呂が毎週入替、今週は岩風呂が女湯。仏様がどーん!とタイルで描かれた大風呂はぬる湯、熱湯、寝湯、打たせ湯、露天風呂と絶妙な配置。もちろんサウナあり。天井の高い広々空間。昭和の健康ランドってこんな感じだったのか?時間帯が早いのか遅かったのか、数人しかおらず。ぬる湯とは言うが結構熱かった。ラドン温泉とやららしい。すっきりさっぱりリフレッシュ。
さっぱりしたらお腹空いた!と館内の食事処へ。ここは名物もの(わさびだから厳しい)よりもがっつり食べたいと、あーぼうはカレーうどん、私はロースカツ丼。あーぼうはもりもり食していたが、私は完全に選択ミスだった。カツが究極に美味しくない。こんなにお腹すいてるのに悲しいほどに美味しくない…脂身しかない。

「お寺に泊まるって言うから、たくあんでお茶碗拭いて食べるご飯だと思ってたよ。カレーうどん美味しかったー。こう言う時はうどんだよ。」とあーぼう。精進料理がよかったよ…
このまま1日が終わるのは悲しすぎるので湯上がりコーナーにあった白バラ乳業の自販機でアイスを買うことにした。新甘泉梨シャーベット!これがまた、340円のお値段に見合った美味しさとフタを開けると粘度高めのジュレ?ジャム⁇みたいなソースが新感覚な味わいだった。あーぼうは便ラムネ。

今日は朝から食についてはかなり軽視してしまった。
宿坊に帰り、明日の準備をしてあーぼうが敷いてくれた布団で寝た。

3日目
7:00 朝のお勤めに参加
「起きてー!」「起きないー!」
久しぶりに日常的地獄絵図、10分間の攻防戦。
昨晩「絶対に起きる!参加する‼︎」と言っていたが、やはり疲れもあるし別にいいかな…とも思ったけど、こういう時は起こしたほうが後々感謝されるから頑張って起こす&起きる。
真言宗のお勤めなので、祖父母の法事を強烈に思い出す。興味本位で参加するのは失礼かもしれないけど、この地蔵院はかなりオープンマインドなので有難く参加させて頂く。椅子も用意されていてこれまた有難い。30分もせず終わったけどなんだか清々しい。終始あーぼうは半目だった。気のローソンで買っておいたおにぎりを食べる。一応大山鳥鶏の炊き込みご飯にした。あーぼうは鮭と安心安定のからあげくんレギュラー。
8:30共同温泉 関乃湯入口

地蔵院の真向かいにあるローカル温泉。番台に入湯税250円づつ払う。この春から50円値上がりしたらしい。シャンプーもなければ洗い場もない、熱々で深めの浴槽のみ。43度の湯ってこんなに痛いくらい暑いのか?熱湯コマーシャルみたいな入り方になってしまう…ひたすら掛け湯で慣らそうとする。
「夏は暑くてとても無理だけど、冬はちょうどいいのよ」
と、後から来たお母さんが言っていた。そうだ、ここは雪深い日本海沿いだった。ローソンの扉も横から入る式だった。

昨日お参り出来なかったので、ぐるっとお参りして回る。部屋着のままで失礼しました。マニ車や鐘つきなどあーぼうには「仕掛け」にしか見えないだろう…そして、国の重要文化財である木造地蔵菩薩半跏像(片足を垂らし、片足を組んでいる姿)は3m 以上あって迫力あり。かっこいい。地蔵堂に安置され「関の地蔵さん」として古くから尊崇され、地元の人々に親しまれてきたそう。756年(!!)に開創したころから、こうしていろいろな人を温かくお迎えされてきたことでしょう。久々の見仏にブーム再来の予感。



荷造りしてチェックアウト。とても貴重な滞在となりました。お世話になりました。
9:50 関金温泉発倉吉駅行きバス乗車

いい天気で心踊る。空の青さと田畑の緑がくっきり。予報どうり暑くなりそう。
今日は絶対に入山・可のはず。断崖絶壁にある三徳山三彿寺投入堂へ。
バス停には待合室というか小屋が併設されている。積雪対策はなみなみ鉄板で屋根を作るのかな?駐輪場にも自転車がたくさんある。パーク&ライド方式。

向かいのバス停はたくさんのシルバー・マダムたちが降りてきた。湯命館に行くらしい。
昨日降りる手前のバス停名が「耳」だった。何かあるのか?とバスから凝視。
本当に耳てある!白い耳の文字が!

田植えが進んでいる。ミニトラクターがちょこちょこ稼働中。

ほぼ貸切のバスだったが住宅地に差し掛かるころ、これまた多勢のシルバー・マダムたちが乗ってきた。

河川敷にもたくさんのシルバー軍団。大会ばりにゲートボールしてる。

あと5分くらいで駅、というところでマダムたちはみんな降りていき、同じ方へ向かっていった。何があるの⁉︎と見てみたらパープルタウンなるものだった。SCらしい。街の活力源‼︎
すると着信に気がついた。この番号はこっちの市外局番ぽい。出てみると、地蔵院のお坊さんだった。
「ワイヤレスイヤホンの片方だけが落ちてまして…お忘れではないですか?」
と。やってしまった…夜中に目が覚めてしまい、FM山陰を聞いていたのは私でした。ケースを開けたらLしかなかった。片耳…いつかやるとは思っていたが、それが今なのか…
お坊さんには出発前から三徳山までの行き方を問い合わせていて、チェックイン時にバスを乗り継ぐことを伝えていたので我々の現在地を確認し、
「まだ乗り継ぎのバスまで時間ありますね?じゃあボクが車でサッと届けますので!ちょっと待ってて下さい」
て言って下さった。すると15分くらいでお坊さんはいらっしゃった。この小さなワイヤレスイヤホンRだけを握りしめて。何かお礼をと思ったが、駅前には土産物屋しかなく。自販機で缶コーヒーを買ってお礼として渡した。
宿坊に泊まったから、こんな素早く手元に帰ってきたのだと思う。有難すぎる。
あーぼうは「(忘れ物やらは)いつも散々言われてはいるが、やらかすのはいつも両親」と落ち着いているというか関心薄いというか。
「昨日駅の看板(広告)で見た三色団子、駅で買えるはず!」とそちらのほうが重要だったらしい。打吹(うつぶき)公園団子。無事に買えて、お坊さんが登場したときはご機嫌にぱくついていた。

バックパックを駅のロッカーに預けて、駅に戻ってきたらまたバタバタするだろうと思い、先に鳥取までの乗車券を購入した。出来ればローカル線で行きたいが場合によっては、時間的も特急もアリだから追加で特急券はポチればいいかな。
三朝温泉、三徳山行きの3番バス乗場には観光客数名いた。予定していた11時発のパスに乗り込んで、最後部に左右に分かれて座った。
<続く>

神奈川県横浜市/50歳