夜竿燈
昨夜は竿燈を見にいくことに成功した。 9月のイベントのポスターやフライヤー配布任務もあったので、知り合いのお店をはしごし...
雨のち晴れ
アメノチハレ
2025年9月22日
さて、廻嘗祭(カイショウサイ)のことを書き留めておく。
まず廻嘗祭について。
廻の文字は、解体するとローカルと読めるようになる。
嘗の文字は、収穫への感謝と五穀豊穣を祈願する新嘗祭からから。
ローカルの新しい発見や出会いなど、それぞれに収穫を得られることを願った“お祭り”を夫が企画した。
ビールが主体だけれどビアフェスとは違う、県外からのゲストやローカルの仲間たちが出店に来てくれた“お祭り”。
わたしは役所や消防の手続き、精算管理などの事務的なことや出店者とのやりとりをフォローしてきた。
とはいえゲストのみなさんも全員顔見知りなので、前入りの飲み会から二日間の打ち上げまで全力で同行し、飲み続けた。
永楽食堂に50人オーバーの図。
結果は大成功だったと思っている。
1日目は雨が降ったけれどどこ吹く風、傘さしながら飲む人がいっぱいで嬉しかった。
2日目は快晴で、超!ビール日和。
自分たちで言うのもなんだけれど、たくさんの喜びの声が届いていて自信が持てた。
トピックをいくつか。
⚫︎王様ゆみさんのマッサージトゥーゴーが大盛況!
二日間、朝から晩まで王様ゆみさんはマッサージをし続けていた。それでも前回イベントの反省を活かし、自分も楽しむ時間は少しはできていたのかな。
ゆみさんの親指どうなってんの?!という話で最後盛り上がった。
そして実家のフォローも忙しい中、解体撤収まで手伝ってくれる神。ありがとう。
⚫︎音楽家の友人夫婦による影絵と練り歩きパフォーマンス!
私たちの結婚式でも演奏してくれたhanauta。場を盛り上げて欲しいこと、子供達が楽しめる空間を作って欲しいことをお願いし、ちょうこくしつ座のみなさんとタッグを組んで、影絵の劇などをやってくれた。
子供達が演奏に使う楽器は、ビールの空き缶や空き瓶。大人たちが飲み干し酔っ払っていくのを横目に、子供達がお面づくりや劇に参加し、酔っ払いの楽園をつくるというコンセプト。動画じゃないと伝わらないけれど、最高な時間だった。
⚫︎DIYの竹ブース!
ビールの出店者さんが入る、メインブースを竹で作った。
以前から竹林に潜入していたのはこのためで、建築事務所でお世話になっている大工さんを連れまわし、最高に強い直径8mのブースを自分たちで作った。
1日目の夜10mくらいの強風予報となり、朝早くから来て最後の補強をしてくれたおかげで、無事飛ばずに2日目も元気にみんなを日差しから守ってくれた。
(寝る直前から家の換気扇もピーピーなるほどの強風が吹き始め、さすがに眠りにつけなかったけど…私が一人公園に行ったところで何もできないと思って寝た笑)
⚫︎ヨロッコビールが秋田にきた!
ヨロッコビールは、私たちが大手メーカー品以外のビールとして初めて認識して飲んだブルワリー。
BRUTUSの逗子葉山特集を見て、当時私は藤沢に住んでいたから、夫が遊びにくるタイミングで逗子のブルワリーに遊びに行ってみた。近くのビーチマフィンで間借りタップルームをやっていて、並んでいる種類全部飲んでみたっけな。
まだその時夫は建築事務所で働いていて、朝4時に帰ってまたすぐ7時に出社する、みたいな極悪生活をしていた。この生活いつまで続けられるのか悩んでいた夫は、そこで影響を受けてものづくりの道へ動き出すことになった。
夫がビールを作るきっかけになったのは、紛れもなくヨロッコビール。尊敬と憧れと色々な気持ちを持ちビールを作り初めて約8年。ここ数年はヨロッコの明生さんと交流する機会も増えてはいたけれど、秋田に来てくれるなんて夢のような出来事だった。(明生さんと仲良しのメカニックのこうじさんを連れて、ヨロッコビール醸造所にイベント出店のお願いに行ったのもいい思い出)
彼の秘めた思いを隣で見てきたから、二人が笑って酒を酌み交わしている姿は、今回一番グッとくるシーンだった。
とにかく誰もが笑顔で、酒を飲みまくっているこの祭りはとってもとっても最高だった。
出店者のみなさんに来年もやってね!と言われるのがなによりのご褒美かもしれない。たいへんだったけど充実感もすごいので、終わってからしばらくは抜け殻のようだった。そしてまたひとつ、できることが増えて強くなってしまった。