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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    相互理解・大人のずるさ

    次男の短冊「らきゅう(ブロックのおもちゃのこと)がいっぱいもらえますように」ってクリスマスか何かとごっちゃになってないか?苦笑 あと迎えに行くとたいてい汗だく。室内遊びとか関係ない、恐るべし5歳児。

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    私は本日園勤務の日。

    午前中は「世代間交流」という名の活動。近くの特別養護老人ホームに行って、園児たちがお遊戯を披露する。私は広報担当として一緒に向かった。

    「世代間交流」のねらいってなんなんだろう?と思って少し調べたら、ネット上には様々な説明が出てきた。いろんなねらいと効果があることがわかったが、その中でも一番しっくりきたのは「相互理解」っていう言葉。

    お年寄りを労ってあげようみたいな恩着せがましい話ではない。「世の中にはいろんな年代の人がいて、肩寄せあって暮らしていくことが社会なんだ」そのようなことを子どもたちが知る、貴重な機会であることがよくわかった。多分特別養護老人ホームにいたおじいちゃんおばあちゃん達と園児達は、三世代どころか四世代離れているだろう。特に私が日頃行っている園は目の前が山手線の最寄駅という都会の中の園なので、祖父母が身近に住んでいる、みたいな子は恐らく少ないのではないか。

    今年度初めての訪問ということで、今日行った園児達は初めて特養のお年寄り達に会った。緊張している姿も愛らしく、非常に良い経験をさせてもらえていると感じた。

    今日いたおじいちゃんおばあちゃんにもこの子達みたいな時期があったのかと思うと不思議な感じだけど、人類皆兄弟だよなー、となんだか大層大きな気持ちになって園に戻ってきた。

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    戻ると給食だったが、調理室から漂う匂いだけで嫌な予感がした。なんと勤務をはじめて初の納豆丼、納豆が食べられない私。他の苦手なものだったら多少我慢して食べる。しかし、こ、これはさすがに無理だ…

    大人ってずるいなって思いながら子ども達に見つからぬよう、納豆はよそわずに納豆抜きの納豆丼を食べた。

    子どもたちには世の中にいろんな人がいることを知ってほしいけれど、大人のずるさを知るのはもう少し先になってからで良いと思う。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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