ステロイド
職場の診療所に皮膚科の医師が来る曜日なので受診してステロイドの塗り薬を処方してもらう。 私の兄は子どもの頃から、いわゆる...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月7日
8月6日の朝は、毎年家族で黙祷。広島に計9年間勤務し、あれにも深く関わってきた立場として、しっかり見て、考えて、そして伝え続けなければならない。無知は罪だ。「核兵器は安上がりな兵器」みたいな軽い言葉を吐く人物が政治家になるような世の中は私は容認できない。今年の式典で言えば、首相の言葉が印象的だった。彼の政治姿勢や信条に共感するかは別として、与党の立場云々ではなく、一人の人間として、核の惨禍に向き合う姿勢を表明した首相は私が見てきた中でいなかった。何年も続けてきていた某首相などは、毎年、義理で来ている、という姿勢を濃厚に醸し出し、ほとんど変わらないテンプレートみたいな原稿を心も込めずに読み続けていた。平和とか核廃絶とか、お花畑みたいなことに真剣に向き合うつもりはない、というタカ派的スタンスを表明しているのだと私は解釈していたが、あの場をそう考える時点で人間として問題だろう。
式典は途中までにして、次は長女の病院。昨日は救急の医師に診てもらっただけなので、今日来る整形外科の医師に朝一で診てもらう予約。鎖骨が折れているのでさすがに車で送ってやるほかない。妻は仕事なので「トーさんが休みでよかった」というのはそうなのだけど、やっと取った夏休み初日に娘が事故って骨折って、トーさん側からはどうなんだ?(笑)
長女のスマホには次々に電話が来る。保険会社、警察など。損害保険の仕組みの概略などは長女にレクチャーしたので、あとの対応は本人に任せている。こちらの保険会社、事故相手のタクシー会社の保険会社、それぞれ物損、人身の担当者から、問合せ、ヒアリングの電話が次々かかってくる。今回の事故は裏道を飛ばしていたタクシーに長女がぶつけられた形。うちのあたりは観光客で表の道が混む時期、タクシーが裏道を勢いよく走っていて結構危ない。そういう車もいる可能性を含めて、用心して走らなかった長女も注意不足。ただ外形的にはタクシーにぶつけられて長女のバイクが壊れて骨折しているので、治療費や修理代は、先方の保険会社が出すのではないかと思われる。果たしてしばらくすると、先方保険会社から、昨日病院に支払った治療代も今日これから払う治療代も全て引き取る、という連絡がきた。私は長女の横で彼女の電話を聞いているだけだが、まあそのやりとりを聞きながら、しっかりした大人に育ったな、と思った次第。ちゃんと受け答えして、しっかり説明できている。今回の苦い経験もきっと、人生の一つの糧となると思う。
治療の方は、手術をするか、しないか、という判断。すぐ直すなら、手術して折れた骨をつなぐプレートを入れるのが一番早いらしい。骨が繋がったら、また切開してプレートを取り出すらしい。ただこの方法だと、肩に10センチくらいの傷が残るので若い女性にはしたくない、と先生。そこで骨のつながりが良くなる姿勢に先生が体を直し、(ここでさすがの長女も痛みで悶絶していた)三角巾などで、体勢を整えて自然につながる方法を選ぶ形に。経過を見るためにこの先もこの医師の病院に通院が必要。病院は横須賀武山の方で、ここも基本、車かな。トーさんが夏休みでよかったね。(笑)
長女の病院だけで何やら随分働いた気持ちだけど、せっかくの夏休みなので、油汚れがひどいガス代のグリルをパーツを分解して掃除したり、ブレーキやギアがダメになっている双子と私の自転車を修理に持って行ったりと用事を片付ける。この手のやるべきことはまだまだあるのだけど、まだ休みはあるので、ほどほどに。ただ地味に職場から要対応な件でメンションチャットが来るのが面倒。PCを立ち上げていちいち承認したりしないといけない。
夕方になり、1日家から出ていない双子を連れて海へ。昨日に続いて波が高いので、今日はボディーボードを持って一色海岸へ。ここ数年、部活があって双子も忙しかったのであまり一緒に海に行っていなかったが、引退してやや体力を持て余しているので、二人とも楽しそうだった。一色海岸は森戸海岸より大きな波が立ち、ボディーボードやるならこっち。ただ今日は間断なくビッグウェーブが押し寄せるコンディションで乗り放題。30分くらいでもう砂まみれのヘトヘト。十二分に楽しめた。この夏は受験生の気分転換にもっと海に行ってもいいかも。
神奈川県葉山町/57歳