シイラとメジナ
今日から6月。もう夏だ。 今夜は魚フライにしようとシイラ1匹購入。安かったのでおまけにメジナも。 12ヶ月を春夏秋冬4つ...

風早草子
カザハヤソウシ
2025年12月31日

本日も妻はお節料理を作る会ということで、昨日に続いて鈴木水産へ。8時の開店に間に合うように三浦半島の野菜畑を眺めながら車を走らせる。なんとか駐車場に車を入れて開店待ちの行列に並ぶ。昨日より明らかに人は多いけど、オーダーを受けた品物を無事調達。
今日は双子の塾が年末年始で唯一ない日。家はお客さんが大勢来て賑やかなので、次男と双子を連れて、東京へ行き、父の墓参りと実家の片付け。これまでこの日に実家の大掃除を子供達に手伝わせていたのだけど、母がグループホームに入ったため、その必要は無くなった。母のホーム訪問は、兄と話し、むしろ我々とは会わない方が母も心穏やかに過ごせるのでは?ということで見送っている。まあ、その方が我々の心が穏やかに保てる、という理由の方が大きいのだけど。母の妹や友人の方はポツポツ面会に行ってくれている。そういう方が来た時は、母はいつもの外面で平穏なようだ。理不尽な不満と不安をぶちまける相手は私と兄に限るらしい。それをあえて浴びるために面会に行くのは、なかなか足が向かない。ただ言い訳ではあるが、現在、ホームではコロナ発症者が出ているため、外部の人の訪問はできないということ。

我々が墓参りに出てくるということで、兄とその息子くんも千葉から出てきて、一緒に昼食。息子くんはうちの長男と同学年の大学3年生。数学科だが、高校の先生になりたいということ。将来の目標がはっきりしているのは、素晴らしい。

今回の実家片付けミッションはベランダの片付け。母がいなくなり、すっかり枯れきっている鉢植えを全て車に積んで持ち帰った。
出かける時にいつも持ち歩いているボディーバッグのファスナーが壊れていることに気付いたので、実家を片付けた後、近くのヨーカドーに寄り、LOFTで新しいものを買う。記録を調べると、前のものも6年前、ここのロフトで買っていた。6年使ったらかなりボロボロで、買い替え時だった。

帰宅すると、妻は年内最後の仕事を終えて脱力状態。一年お疲れ様でした。しかし、思い出すと去年は、この状況から夕方6時、鹿児島に向けて車で出発したんだったな。(笑)イカれてる。

今日の夕食は適当に。そう、ハムは無事完成したので兄にお裾分けもしたし、我が家でも早速食べる。長女から「美味い!」という評価をもらった。今回は燻製のチップにヒッコリーを使ったけど、それが良かったのかも。これまで使っていた桜は、比較するとスモーク臭がかなり強い。ちょっとクセが強く、ヒッコリーの方がマイルドで口当たりがいい気がする。まあでも、燻製することになったきっかけが桜の丸太をもらって、加工したらチップがたくさんできたことなので、仕方なかったのだけど。世の中、得てしてそういうことはよくありがちだ。
追記。
そういえば、年の瀬らしい話がもう一つあったので、日記に書いておこう。大学時代の友人から珍しくメッセージが来て、「大掃除してたら君からの葉書が出てきた」と画像が添付してあった。友達に葉書なんて送らないタイプなので全く記憶にもなかったけど、確かに私が書いた葉書だった。大学2年の夏、長野野辺山のペンションで住み込みのバイトをしていた時に送ったものだった。友人は夏前にバイク、確かFZRで峠を攻めていて大事故を起こして入院していた。大阪の病院に皆で見舞いに行ったのだけど、かなりの重症で、落ち込んでおり、我々が行ったらしおらしく泣いていた。それに福井高浜出身の天然な男が「こんだけのケガやし、これまでの超人的な体力と運動神経には復活できへんと思うけど、死なんで良かったやんけ」と、どちらかというと、慰めにならんような言葉を繰り返して言ってたものだから、多少同情していたのかも。手紙の文面は中二病臭が強かったので、入念に焼いてくれ、と返信しておいた。やつは大阪出身の口八丁手八丁のバリバリ男で、商社で目覚ましく業績を上げた後に投資銀行みたいなところに移って、のちに起業して、今は社長して軽井沢に暮らしている。同情とか必要ない男だったな。(笑)
しかし、野辺山のペンションバイト。幼稚園時代の先生が脱サラした夫と始めたところで、その縁で私がバイトに行ったのだけど。高原のペンション、若い女性客との楽しい出会いとかあるかな?という下心や期待が多少あったことも、行った動機だったのだけど、客は家族連ればかりで見事にその期待は外れた上に、二人来るはずのバイトが私一人で、かなりタコ部屋労働に近くて、過酷だった。でもペンションはその後も無事に経営が続いて、当時、小さかった先生の二人の子供も無事に巣立っていった。結婚して子供が生まれてから、一度家族で泊まりに行き、先生夫婦に再会できたことはいい想い出。
まあしかし、野辺山から、当時付き合っていた看護婦の彼女に手紙を送って彼女からも返信が来たことはよく覚えているのだけど、野郎に葉書を送ったことはこれっぽちも記憶に残っていなかった。奴がそんな葉書をこれまで保存していたこともかなり意外。ということで、一応日記に記録しておく。

神奈川県葉山町/58歳