試行回数がものをいう世界
日曜、おみせは営まず、新メンバーに委ねる。6月平日のタスクの波はすこしピークを過ぎ去ってきたけども、7月もなんやかんや複...
悩みのタネに水をまく
ナヤミノタネニミズヲマク
2025年7月21日
日曜、妻とつくばロックフェスに行く。茨城県・石岡のキャンプ場で開催される小さめの音楽フェス。出演アーティストは、ライブハウスを中心に活動しているロックバンドが多く、他の音楽フェスよりすこしマニアックな感じがある。逆にその雰囲気が面白そうとはじめて赴いた。
山中のキャンプ場ということで交通機関のアクセスが大変なので、今回カーシェアを借りて行った。休憩など含めて片道2時間半くらいで、我が人生で最長ドライブだった。大学生がやってそうなことを今更体感する。幸い、首都高の乗り換え?などもシンプルな道のりで無事故で終えることができた。最も怖かったのは山道で頭文字Dみたいな爆速ドライブをしてくる対向車たちと、われわれを気にせず横断するムジナ?(たぬきのようなアニマル)であった。
さて、肝心のフェスは・・・素晴らしかった。
草スキーする斜面を境に、坂の下と丘の上の2つのステージで交互に演奏する流れだった。2つのステージは歩いて5分くらい(距離はそれほどだけど坂がしんどい)で気合と体力があれば全組見れる。
そしてなにより、人の流れがゆるやかというか人口密度がフェスにしてはだいぶゆったりだったので過ごしやすかった、体感ステージを近くで見る人は200人くらいだったので大自然にしてはちっぽけなものだった。
唯一言うなら、(そもそもだけど)とんでもなく晴天だったので、昼過ぎがたいぶ暑かったことだった。木陰や休憩所もあるのでやすみやすみたのしめば問題ないけど、全組追うとなるとかなり厳しめな感じだった。われわれは一回、車に戻って涼んで回復タイムを設けた。これは車の力である。逆に夕方の日が沈んでくる頃は、風が涼しいと思える素晴らしい環境だった。とはいえ、音楽フェスは10月くらいが旬なのかもしれない。
全組最高だったけど、特に印象に残ったのはこの3組だった。
「ベランダ」
はじめてみた。素朴で風通しのよい音楽。うだる暑さをも愛しく思えた。
「SuiseiNoboAz」
東京というちっぽけなローカルからやってきました、と言いながら壮大すぎる歌詞とリバーブが会場を覆いつくしていた。
「downt」
近年最もライブを見ているバンドだけど、屋外ははじめてだった。夕方の涼しい風とともに伝ってくる音が心地よかった。
車の返却時間があったので、見届けたかったdowntまで見て帰った。
返却して近所の中華屋でビールを飲んで打ち上げをしたり、銭湯に入って水風呂で体をひやしたりした。
月曜、お店に行って打ち合わせしたり、家に戻ってリカバリーに努めたりと来週からのくらしに備えた。
余談のタネ:このフェスの通称はGFB(Goose Fresh Beat)らしく、“Gooseflesh(鳥肌)”からきているとか。