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    悩みのタネに水をまく

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    ナヤミノタネニミズヲマク

    風化する喫茶店

    月曜、世は歳末であるが、まだ作業に繰り出す。
    昨日活動を終えた週末喫茶店は、閉店後に設備を会社の軽トラと軽自動車に積み込んで帰り、今日の朝に一部を御岳プロジェクトに運び込む運びとなった。片道2時間強かけて運んで、小一時間仮配置して、茗荷谷に行く。ひたすら運転は苦ではないが、さすがに座り疲れた。

    茗荷谷に戻ると、師による現場復旧が進んでいて、注文口は見事に塞がれていた。新しいマンションが建つと、前にあったのがなんだったかを思い出せないことがあるように、週末喫茶店も風化していくのだろう。そんなことを思いながら、店内に残った備品を段ボールに詰めたり、什器を移動したりする。
    作業を進めていると、常連(犬)さんが何組かお店を通りがかってくれた。「おいしいものがあると覚えているから、しばらくは(谷口跡地を)通われるでしょうね」のようなことを言っていた。

     

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    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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