アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

 

 

「おだいじに」
新宿駅構内・ドラッグストアのスタッフさん


 

 

まだこの暑さに慣れてない。家を出てしばらくすると、なんだか頭が痛くなってきた。ポッドキャストの収録があるのでいそいそと渋谷に向かう。途中で降りた新宿であまりの痛さに鎮痛剤を買うと、レジの薬剤師さんが「おだいじに」とひと言。決まり文句っていったらそうなんだけど、言われるとやっぱりちょっと気持ちがやわらぐ気がする。渋谷のレンタルスペースに着いたときには頭痛はだいぶおさまって、そこから3本分を無事に収録。収録の後は代々木上原のひろこさんのギャラリー「April Shop」へ。こういう場所があるってありがたいな。来る人来る人、丸い空気感を纏った人ばっかり。丸いんだけど、芯はあるんだよな。そういう人たち。うえのさんの本を買ったらイラスト付きのサインをしてもらえて嬉しさが広がる。帰りの電車で読んでたら光が入ってきて、キラキラして、良い気分になった日。


 

 

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エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。