10月3日、晴天。

ここ連日起床、即頭痛、ってかんじで生理周期はみだれまくった結果どこかへゆき(これをなんと表現すればよい?)歯のくいしばりなのか慢性副鼻腔炎のしわざなのかそれらの結果の呼吸の浅さなのかビタミンD不足なのかとにかくどう頑張っても不調!って感じではあるものの、晴天ってだけで前向きな気持ちになる。

時間だけでいうと22時には諦め寝落ち(寝かしつけの時にコンタクトはずして歯磨きも終えはじめから寝落ちしても構わん!で挑むこと)して最近は5時に起床するのでじゅうぶん眠れているのだけど。

そして今日は!ほしばさんと遊ぶ日。もともと商いはじめるきっかけとなったほしばさん、イシュミナのほしばさん。そらテンションあがるわけで。おでかけ自体もひさしぶり。ウキッコは夫にまかせて、いわば引っ越し就活保活がんばったごほうび!

そしてそれがまー本当にたのしくって、ちょっとした旅行のようだった。

待ち合わせは神楽坂の中華屋「龍朋」。炒飯の名店らしく、行きの電車でリサーチすると回鍋肉と一緒に食べるのがベストらしい。ほしばさんが先に着いてくれていて、すでに開店前のちょうだの列!だけど回転はやく、おかげさまで3回転目くらいで入店。並んでいる時に窓から店内のようすが見えるだけど、おじいさんが瓶ビールに、やっぱり炒飯と回鍋肉。それがやけに絵になっていて余計に美味しそうに見える。炒飯のサイズは大がいいのか普通がいいのか、回鍋肉以外に頼もうか、いやキュウリのクリーム和えってなんか気になるしちょうどよさそうとか話して結果炒飯はふつうサイズに決めていた。3分くらいでまずキュウリがやってきた。なんこれ!うまっ!ベース塩がしっかり効いたキュウリにさわやかなクリーム。これはクリームチーズ?だけじゃなさそう。サワークリーム?ヨーグルト?生クリーム?しっかりめに胡椒がかかっていて、箸が進む進む。ビールに合いそうってのが下戸にも解る。続いて炒飯、回鍋肉。油できらっきらしている!かきこんでなんだか泣きそうになる美味しさ。しみる!ああ、生きていてよかった!レベル。いろんな状況もあいまってだと思う、天気もいいし活気のある店内。そりゃ元気がでる。

回鍋肉も大正解!このキャベツ毎日たべたい。肉よりキャベツが食べたいって思えるほど。最後お皿にのこるタレを見て持って帰りたいっておもうほど。量は美味しく食べるのにちょうどよかった。頼みすぎたとしても持ち帰れるらしい、ファミレスもやっているけれど、そういうところ、いいよね、自己責任もちろんなのでこっちからしたらそんなの言わずもがなだけど、クレーム対策で口すっぱくいわれたり禁止ばかりの世の中、もう色々しんどいよ。

お腹いっぱいになりお目当てのクートラスの展覧会へ。ほしばさんの日記で知ったこの展覧会、クートラス自体知らなかったのだけど、調べたら「現代のユトリロ」と呼ばれていたと知り、ユトリロや佐伯祐三が好きでなにかあると観に行っているのでクートラスも観てみたいとなって。画材がたりないからと厚紙をタロットカードサイズに切って作成したという『カルト(僕の夜)』ももちろん良かったが『僕のご先祖さま』シリーズがよくって。幸せなのか不幸なのか、それらも超越しているような眼がみてくる永遠性のようなものを感じて吸い込まれそうになった。だいすきな画家シャガールも思い出したし、ロイ・アンダーソンの映画『ホモ・サピエンスの涙』のことも思い出した。哀しいホモ・サピエンス、死は常に目の前にあり、破滅は一瞬で起こる。怒ってしまう。だからこそ生や創造が美しいということ。いっちばん脳裏に焼き付いいているのは『天使』だなあ。さみしいって感情から力がわいてくる不思議。展覧会のタイトルはほしばさんの日記にもあったように「無神論者の聖人」。ますますクートラスが気になる。今回刊行された本もあわせてクートラスの人生についても調べたい。積読おおすぎるけど....

次にむかったのは東京カテドラル聖マリア大聖堂。敷地内にある洞窟はインスタ映え的なものでだれかのなんかで見たことがあった。しっかしいざ到着するとそこは“大聖堂”。教会は町の小さな教会から観光地の教会までいくつか行ったことがあるけれど、今まで行ったことのない近代的な力強さがあり、建築として圧倒される。わたしにとって神聖で厳かな場所もあれば素朴な寛容性を感じる場所もある。この大聖堂のなかにはいるとすぐ椅子にすわりたくなってしばらく佇んでいた。ここずっと浅かった呼吸が深くなって、どんどん心がほぐれていく感覚があった。大げさに憑きものがとれていくような。信仰心はないのだけれど、教会に行くといつも不思議な感覚におそわれる。いつもわたしなりに懺悔する。どんな宗教でもいい、宗教じゃなくてもいい、信じることのたいせつさを思い出す。

洞窟もすばらしかった。鐘も、すべてが。ほしばさんとわたしのお気に入りスポットになった。献金のあとと、教会売店のレジ横でみことばをもらえたのだけれど、それはおみくじと同じく、2回ともいまのわたしにピッタリなおことばすぎて笑ってしまうくらいだった。

つづいて永青文庫。もうこのときから憑きものがとれたと言っていいでしょう!なわたしはこころもからだも軽くなっていた。単純に坂をふくめてよく歩いて血行がよくなったという説もあるけれど、今日はもはやパワースポット巡りになっているので、その力だと信じることにする。こちらは10年前に春画展でおとずれたことがある場所。10年歳をとって、庭園ふくめてさらに気持ちのいい場所だと感じられた。「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」という企画展がやっていてそもそも細川護立も白隠慧鶴(はくいんえんかく)という人もまったく知らなんだだけど、これまたおもしろかった。細川護立が白隠の作品をコレクションするキッカケになったのが白隠著の『夜船閑話』という養生書のようで、これもふつーに読みたい!っとなり。展示に「楽は苦のたね、苦は楽のたね」という言葉があり、こんなの居酒屋のトイレにはってあったらケッとなるかもしれないが白隠の書のパワーと今日のながれもあって妙に響いて、今日のありがたいおことばシリーズとして大事に受け取った。

そのあとStrollというカフェで休憩。テラス席がきもちいい季節だ、わたしは年中テラス席がいいし、できれば毎日外でゴハンをたべたい。どんなに家がすきでも外の空気に勝てるものはない。風がひつよう。緑がひつよう。

休憩を終えて小さなショップ塔屋 へ。こじんまりとしているけれど“monomane”というおもしろい展示がひらかれていた。みているだけで創造することの面白さをかんじる。わたしの日々で、いったい何が創造できるのだろう?ハードルをさげまくって、とりあえずウキッコからしつこくリクエストされている、かまめしどんの帽子を段ボールで制作してみようと思う。

明日につながる楽しい1日だった。ほしばさん、ありがとうございますっ!