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    島縞

    島縞
    シマシマ

    陽の優しさと窓からの眺め

    今日は甥っ子が泊まりに来ている。
    娘と2ヶ月違いだけれどもひと学年下のクラス。双子のように育ったが、学校に入るとこの学年が違うというのは、それぞれのプライバシーみたいなものが守られているようでよかったなと思う。

    そして、ひと学年の違いが娘をお姉さんとして奮い立たせるらしい。
    甲斐甲斐しく甥っ子の世話を焼く。お茶を注いであげたり、お風呂で頭を洗ってあげたり。普段はしてもらってばかりだけれども、ご飯の支度も率先してやってくれる。

    前回に引き続き、今回も目玉焼きを作ってあげていた。甥っ子も美味しい!と食べてくれるものだから、娘も張り切る。先程、「褒められるとテンションが上がるんだけど、目玉焼き美味しいって食べてくれたのが嬉しかった♡」と母にギューを求めてきた。
    集団生活は難しくとも、自分を表現できる場所で出来る経験と感情を存分に堪能してほしい。甥っ子が帰った後は消耗してしばらく疲れてしまうんだけれども、それもまたよし。いつもふたりの空間が賑やかなのに娘も喜んでいて、そんな娘の様子に私も嬉しくなる。

    2年ぶりくらいにショートボブとなった私だが、そんな私になのかスクリーンセーバーで流れたAmazonフォトの過去の自分のボブ姿になのか、触発された娘も短くしたいと言うので夜にカットしてあげた。可愛い、最高だよ。本人も気に入ったようで、ホッとしている。

    朝起きてすぐ、窓の外の眺めが最高だった。これまで使ってなかった部屋の眺めのほうが奥行きがあって好きなことに、引っ越して4年目にして気がついた。これも、娘の家庭内別居宣言のおかげ。

    この部屋で風と陽を感じながら本を読むのが最高。この感じ、子どもの頃に過ごした休日を思い出させる。

    何にも縛られず、追われず、心おおらかに過ごせた一日。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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