あったはずの余裕はいずこへ
作業机から見える、今読みたい本たち。 ちょっと疲れたら、手を伸ばせばいつでも読める。 なんてしあわせなんだろう。 &nb...
島縞
シマシマ
2025年8月25日
同じ時間に起きていても、少しずつ太陽より起きるのが早くなってきた。
まだ暑い日は続くけれど、確実に秋の足音が聞こえている。
少しばかり気が早いが、読書の秋、食欲の秋、秋は楽しいがたくさん詰まっている。秋、って聞いただけで少し切なさを感じつつ、両手を上げてこの季節がきた!と喜びたくなるのはなんでだろう。
今朝、『飛ぶ教室 第82号』の数ページを読んだ。
わたしのこわいもの、を色んな人が上げていて、こわい、と言ってもそこから連想するものだけでなく、ニュアンスが、こわいの概念が違っていたりするのも面白い。
そして、考えてみた。
わたしのこわいもの。40代なかばに差し掛かろうという歳になってきて、子も守らねばならぬと気をはって過ごした年月。
存外に、こわさが薄れてきたようにも思う。
ただ、離れているときに娘にもしものことがあったら、と思うとゾッとする。正気ではいられなくなりそうなので、それはもう考えないことにしよう。
うん、そうだ。この夏のゾッとしたこと。以前、日記でも書いた気がするけれど。
ベランダで遊んでいた娘が、「助けて」と微妙に大きな声で叫んだ。そばへ寄れば、まあまあのサイズのゲジゲジがスタタタタ、と壁をこちらに向かって歩いてきているではないか。
ああ、あの足の動きを想像しただけで、ゾクゾクする。
虫が苦手な皆さまへ、嫌な想像をさせてしまったことをお詫びします。