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    島縞

    島縞
    シマシマ

    思い返せば私もキラキラしていたな

    20代のころ、益田ミリさんの本をよく読んでいた。いつ頃だったかはもはや定かではない。そんなことばかりだ。

    先日長崎にいった時、サイン入り本を見つけて衝動的に買ってしまう。『中年に飽きた夜は』って題名に、私もそろそろ片足突っ込んでいるんじゃないか。それともずっぽり?中年って何歳からだろうなんて思いつつ。

    それからまた、ミリさんが私のなかに侵食してきた。その時気になっていた、『今日の人生』を今日は購入。日記のように何気ないできごと、感じたこと、それが漫画で綴られていてしみじみしてしまう。でも、しみじみだけじゃない。そうそう、とうなずけるものごともふと立ち止まって短い考察にハッとさせられたり。テンポがよくて、水をごくごく飲むようにすっと入ってくる。

    今日は久しぶりに服も購入。ずっと白とかシンプルな色ばかりだったけれど、久しぶりに秋らしい色を選んだ。娘と妹に見立ててもらい、最終的に自分で決めた。化粧やネイルと同じく、仕事柄で選ぶ動きやすいパンツばかりだったのだけれども、これまた久しぶりのロングスカート。独身時代は好きなものを身にまとって、今思うと毎日キラキラしていたなと思う。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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