30年商店:ロゴ

お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    島縞

    島縞
    シマシマ

    44年振り返り

    私ももっと振り返りたくなって、住んでいたところ。

    初めてと2軒目は借家。
    どちらもボロボロのおうちで、今はもうない。

    1軒目は写真が残ってた。縁側があって。
    雨の日、ここで小さな小さな妹と弟と、母の帰りを待っていた、朧気な記憶。

    生まれてから4年くらいはここに住んでたのだと思う。
    このころから、私のそばには猫がいたんだ。
    3歳?の誕生日の写真には、時代を感じるケーキ。横にあるお菓子は、誕生日プレゼントかな。

    2軒目は、もっとちいさな古いおうち。
    いても2年くらいだったんじゃなかろうか。
    ご近所で火事があった。朝なのに、西の窓なのに、ものすごく橙だった。
    そうしたら、「火事!火事!」と近くの人が慌ててやってきたのを覚えてる。
    横に下り坂があって、補助輪のついた自転車でしょっちゅうそこを下ってた。
    ある日、その道を塞ぐように太くて長い蛇が横たわっていたことがあった。
    この頃の記憶なんてそうないのに、変なことは覚えているもので。

    3軒目は今の実家。
    ローンをくんで、大工のおじさんが建てた家。
    小学校入学目前の春に。
    住み始めたすぐ、きょうだい3人こたつに入ってテレビを見ていた。木の匂いが、いつまでもたち込めていた。
    そこにも猫は代々住んでおったな。

    4軒目〜7軒目は大学・大学院時代。
    貧乏なわが家、なんとか進学をゆるしてもらったけれど、一人暮らしはお金がかかる。
    最初の下宿は、お風呂・トイレ・台所共有。
    隣に大家さんが住んでいて、父が釣った魚を送ってくれる都度、お世話になっている大家さんにお届けしていた。
    それから大学の寮に入ったりして。

    就職して一人暮らしした8軒目は猫と暮らせる物件。
    そこで2匹の猫と数年過ごした。
    体壊して仕事辞めて、それまで10年ほど過ごした佐賀をあとにして実家に帰った。

    そんなわけで、9軒目は古巣・実家。
    半年ほどパートしながら、次の仕事に備え、10軒目は2年間のお仕事をこなすべく、猫と一緒に暮らせる長崎市内ど真ん中の物件。
    路面電車があるので、車がいらない。
    裏には一人暮らしを助けてくれる八百屋さん。
    すぐそこにはアーケード。
    この頃は、しょっちゅう新聞社の映画鑑賞に応募して、プレゼントつきの映画を楽しんでいた。恵まれてた〜。

    転職とともに、長崎を北上。
    11軒目は猫とは暮らせなかったから、実家になくなく預けて。
    職場には、同じ年の子がふたりいてその子たちとしょっちゅう過ごしてた。
    なにかあれば、大村湾を見ながら励まし合ったりして。
    その頃、自転車屋さんとも仲良くなって、競技用自転車にも乗り始めた。
    ヒルクライミングみたいな激しいのはできなかったけれど、長距離サイクリングイベントや、チームでトライアスロンリレーイベントに参加した。
    私はラン担当。
    萱瀬ダムで、自転車とランの練習を週末の度行っていて、ランチ食べたりとか、誰かの誕生日には自転車屋さんに集まって誕生会したりして。
    仲間がいるってこんなに人生楽しいんだ、って思えてた頃。

    12軒目も猫とは暮らせなくて、長くはいなかったのだけれども、ここにいる間に旦那さんと出会って、結婚して13軒目、旦那さんが義父と暮らすおうちへ。
    ふたりで暮らせるおうちも、私が五島へ戻る前に旦那さんが探していたんだけれど。ふたり暮らしは見送った。
    3人暮らしから4人に増えてまた3人に。
    娘の小学校入学を機に、今の団地へ。早いもので4年が経とうとしている。

     

    住んでいる家を振り返りながら、半生も振り返る。
    サイコさん、よい機会をありがとうございます。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

    ©30YEARS ARCADE
    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.