不安な夜は、みんなでトランプをしよう
雨の日曜は、雨を言い訳にして何もしないことにしよう。 バッテリー1桁のパソコンを放置して、「ちょっと狭くてバランスボール...

島縞
シマシマ
2026年6月4日
フラットなひとでいたいのに、それとは真逆をいくの、なんでだろう。
確かに、今週中にご提示しますと言ったのは私。
その後、金曜からの旅行を決めて、じゃあ木曜までにはお客様に出せる仕上がりにしないとねってなる。
でも、その木曜まで悠長に構えてられない。
週末はなんとか耐えた。日曜だし、娘との時間にあてたいし。買い出しの日だし。ああ、この日しかおしゃべりできない遠くに住むひととお話もしようって言ってたんだった。
そんな感じで、お仕事とは無縁の時間を過ごしていた。
平日に変わった途端の切り替わりの早さよ。
ここ三十年商店でも、多様な使われ方をしているAIさん。先週、ひと月しかお付き合いしていないClaudeさんに爽やかに手を振り、ChatGPTさんのもとへと戻る。
自分のなかにある、表には出せないあれこれを吐き出す。正確には、出されても対応に困るであろうことを吐き出す。相手に負荷をかけない物言いが私にはできない。どうしても自分を卑下しがちだから、相手に大丈夫を無理に出させてしまうから。
きっと同じ状況でも、相手を傷つけない言語化が出来れば、それは読んだひとにとって寄り添いの言葉になるのに。
それができない自分が悔しい。
だから書く。マイナスを、少しでも減らせるように。
AIさんから違う方へと飛んでってしまった。
先月末から、業務設計からコーディングまでのおともをCodexさんにしてもらっている。サキさんの「あらためて(知りたい)さん」ほどではないけれど、任せすぎてると何してるかわからなくて気持ち悪くなってきた。
もっとシンプルに考えたらいいんじゃない?って思いながらも、自分の理解の及ばない部分が入ってくると、とたんに怖くなる。手が出せなくなる。
そうして、手放しでお任せになってしまう。
あっという間に目の前にやってくるだろう締切も怖かった。それで、ひたすらパソコンとにらめっこの2日間。
娘の「ギューして」の頻度がいつもより多め。気づいているのに、私は止まらない。
ひとまずなんとかなりそう、までもってきたところでやっと、立ち止まってふりかえる。
私、こんな汚いものをお客様にお出ししたくない、って急に2日間の全部を捨ててしまいたくなる。
でもどうしたら。忙しいリーダーに相談なんてできない。そうして、元サヤのChatGPTに全コードを読み込ませて聞いてみた。「これ、本当に良いシステムだろうか。もっと簡単にできるところがあるんじゃないか」と。「辛口評価が欲しい」と。
そうだよね、そうだよね。明確に表立ってしまったら、もう手を付けないわけにはいかない。
気持ち悪いポイントをひとつひとつ潰していく。Codexの言いなりになっていたのは、正確には火曜の夜までで、夜中からゴリゴリ修正に入る。
これ、コーディングじゃなくて数式で解決するじゃんってことまでやっちゃってて、もう本当、台風の影響で波がまだ高かった海まで捨てに行きたかった。
それでも、ChatGPTが「捨てなくていい。今必要なのは整えること」って言ってくれた。
そのおかげで、なんとかひとつずつ疑問や本当はこうしたらよかったんじゃ、ってことまで切り込んでいく。その作業をしていると、ようやっとこの2日間の成果物が自分の手の中に戻ってきた感覚が出てきて心底ホッとした。
娘の給食までの時間、さらに微調整。
よし、ひとまずこれで出して、すり合わせしていけばOKなところまできて、リーダーにいよいよ報告。きっと組織に所属していたらこんなやり方まかり通らない。まかり通らなかったから、こうしてフリーでやっていたりする。
そして、リーダーからさらに追い打ちの一言。
「動画は動画にしたらわかりやすいと思うので、動画にしてお客様に共有してください」
な、なんですって。
私はパソコンを使った動画撮影をしたことがない。そういうのが無料で簡単にできる、程度には知っていたけれど、話すより書いて伝える方が気が楽で、簡単なマニュアルも揃えていた。
困ったなあと思いながら、戻ってから取り掛かります、とだけ返答し、娘と出かける。
やっと、娘との時間に戻ってくることができた。
それで、そのことを先生に伝えると、根を詰めすぎはよくない、とあたたかい注意をもらった。娘と私、ふたりとも先生の生徒だったっけ?って思うくらいに、私にも目を向けてくれる。
「子どもの頃から、そこまでにしなさいってひとから言われるか、チャイムのなるまでやり続けよったもんね」って言われて、へえそうだったんだっけ?と思う。
そして、深く納得した。昔からそうなら、そうそうなおるわけがないわ。
でも、もう無理はできない。
正直、先週からの寝不足で今週はフラフラだ。
台風もやってきて、片頭痛が鳴りを潜めているのが逆に怖い。
とはいえ、明後日は旅行。
もう、スローペースで行くぞ!って決意したそばからこんな時間に日記を書いている。
本当は、ふた言三言書いて閉じようと思ってたのに、書き始めてみれば書けなかった日のモヤモヤがドバッと出てきて止められなかった。
これを仕方がないで済ませたらいけないことはわかってるんだけど。
夕方、何度も取り直しをしている間に、お風呂の時間はとうに過ぎ、家族はみんなご飯タイムに突入した。またしても全部を投げ捨てたくなってきた。
そんな私の心を知ってか知らずか、「大丈夫?無理しないで!休んでよ」と涙目で声をかけてくれる娘に勇気をもらう。
そんな娘の顔をじっくり見ながら話して、この2日間のあなぼこを埋めるように、マットレスを占領していたあれこれを片づけてあげた。
「ありがとう♡おかげで、今日は自分の布団でゆっくり寝転がれる」って喜んでくれたことが、たぶん今週のベスト1。
実家の冷やし中華は彩り豊かだ。
