『いたい』を写真に撮る10歳
サブスク費をケチって、きっと仕事が楽になるとわかってて避けていたClaude。 聞けば、あちらもこちらも使っていて、ぐぬ...

島縞
シマシマ
2026年6月16日
昨日から、私は秘密裏のミッションをこなしている。
部屋に出たゲ◯ゲ◯を、実家の紙パック式掃除機で吸い取ることだ。そう、娘に気づかれぬよう。
多足類が本当に苦手。
だけど、娘が怖がらず過ごせるためなら、母は強くなれる。
昨晩も、遅い時間だったが部屋の壁を這う標的をロックオン。
娘が違う方向を向いて遊んでいる間に、掃除機を素早く準備。ゴーストバスターズよろしく吸い込む。
だがしかし、今晩は娘が先に気づいてしまった。
あの、サワサワとうごめく触角に。
半べそで急いで逃げてくる娘に、「お母さんが一瞬で吸い取ってあげるから大丈夫!」と、わずかに震える手で掃除機をセットする。
昨日は壁だったから、シュッと吸い込めた。けれど、今日のあやつはカーテンにいる。
1発目、カーテンをシュゴー!!っと吸い込んでしまう。
一旦止めて2発目、これまた空振り、揺れたカーテンを移動して床に着地。
ここで逃がしてはならない。
マットレスをはぐり3発目、隙間に逃げ込まれる。
母はこのままでは引き下がれないのだ。
手当たり次第、邪魔なものを向こうに運び、壁とベッドの間にいるのを見つけ、もう逃さない!4発目にしてとうとう吸い込んでやった。
吸い込んだ後、あやつらは動けるんだろうか。
ホースをつたって出てくることなんて、あるまいな。
圧迫させるイメージで、無駄にあちこちを吸う。
きっと出てこないでおくれ。
サイクロン式じゃないのが家にあってよかった。
このときほど、紙パック式でよかったと思ったことはない。きっとこの先も、ない。
日中、冷蔵庫から降りようとして着地に失敗し、右後ろ足を軽く痛めた猫が、足をひょこひょこさせながらトイレへと入っていった。
そして、何事もなかったように出てきた。いい顔してる。
