after the 2nd negotiation
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Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2025年12月13日
今日はサンタルチアの日。ベルガモでは、サンタクロースではなく、サンタルチアがクリスマスプレゼントを運んでくる。シチリア生まれの若い女性のサンタ。
なぜイタリアの南端にあるシチリア島のサンタが北イタリアのここベルガモで祝われてるのかは、よくわからないそうだ。何でも知ってるノンナに聞いたけど、やっぱりわからないらしい。

ソフィは張り切って7:30に目を覚ました。毎年、うちの家ではなくて上に住んでるノンニのところにサンタルチアがプレゼントを運んでくるので(そういうことにしてるので)、朝っぱらから寝癖のままノンニを起こしてプレゼントを確認しに行く。
目をクルクルまわしながら、プレゼントの袋を開ける。サンタルチアに手紙を書いていたので、欲しいものはノンナが用意してくれていた。いつまでサンタルチアがプレゼントをくれるって信じてるのか、楽しみでもある。
ちなみに、サンタルチアはトナカイではなく、1匹のドンキーと一緒にやって来るので、ドンキーのために藁草とミルクと塩を夜に用意しておく。1年間行いが良くない場合には、プレゼントではなく炭を置いておく、という言い伝えをちゃんと子どもたちは知っている。
朝に炭が置かれていたらどうしよう、と最後の最後まで心配していたソフィ。手紙を書いてからの1週間くらいだけ、姿勢を正して過ごすという現金さがかわいいな。サンタルチアからもらったプレゼントは、何年前のものでも覚えている。それだけ嬉しいってことだな。たまに「これはノンナがくれたやつじゃない?」とわたしが口を滑らせてしまうと「違うよ、サンタルチアだよ」と何のためらいもなく訂正してくれるところが最高にまっすぐでかわいい。
Buona Santa Lucia.


イタリア・ベルガモ/46歳