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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    a few words of care


    斜面でハチミツ採取が始まったみたい。春だ。

    かきぬまさん、『つらいね、大丈夫?そばにいるよ、無理しないで』とわたしから遠いところからだけれど送ります。

    イタリアに留学したら、の発展が面白かった。確かに言葉数の少ない人も、イタリアに半年くらい住んでみて日本に帰ったら「あら、やけにおしゃべりさんね」寄りになるような気がする。ぜんぶ気持ちをダダ漏れさせあう属の社会だから。イタリアのいたわり例文を思い出してみると、「調子はどう?辛いなら休んで。何かあったら言ってね」という感じかな。「大丈夫?無理しないで」と似ているようで、似ていない。もっとはっきりお互いの行動への示唆なのだ。

    わたしがイタリアに住みはじめた頃、微熱を感じて体調が悪い時には「体調悪いので寝てます」みたいに状況説明しなければ、体調悪いことは全く察知してもらえなかったのでめちゃくちゃ辛かった。そんな主張は自分の母親くらいにしか直接はしたことなかったし、むしろ「なんか調子悪い」って言うだけで顔色を見て手前に気遣ってくれた人も多かった、気づきの日本。

    イタリアに来てからは「無理しないでね」なんて先回りの気づきはほぼ言われないから、勝手に自分から無理して過ごしたこともある。だから、夫に自分が体調悪いことを本気に体調悪い時にでも直接言葉で伝えないと理解されないことがすごく今でもストレス。「37度でなんかダルくて…」と自分の体調を状況説明をしてみたところで「平熱やね」からの「怠けてる」に変換されたことすらあって、いま思い出すだけでも腹が立ってくる。これは夫だけでなく義母にもそう捉えられたことがあると理解している。まあ彼らの平熱は高いからね、悪気がないのも知ってる。

    そんな感じの勝手な苛立ちを5-6回経てから(幸いそんなに体調悪いチャンスが無かった)、そうか、これはわたしがどうしたいのかを説明しないから、彼らには伝わらないのだと理解できてきた。とにかく、自分がどうしたいかを主張してそれを実行するだけなんだよね、彼らの世界は。

    だからいまは、体調悪くなったらすぐに「辛いので寝ます」と後のことなど考えずに言って扉を閉めて明かりを消してベッドで寝る。そしたら、ソフィの世話もなんとかなってる。まあなんというか、ほっとけばなるようになるだけのシステムなんだろうかな、イタリアって。

    わたしが居るのは北イタリアで、南のイタリアでは全然違うとも聞いたことがある。もっともっと人があったかいんだそう。もしかしたら、違うのかも知れないし、同じイタリア語を話す人たちなのでやっぱり北も南も似ているのかも知れない。それはわからない。

    兎にも角にも、イタリアに来たら自分の感情をダダ漏れさせる練習はしまくれるし、自分がどうしたいかの主張もせざるを得ないことになります。でも、先回りの気遣いってほんとにしないから、そこはむしろ日本のような「察する文化」とは真逆でもあるかもしれない。どちらも取り入れたらバランスが良いのかもな。そういう意味では、わたし自身はバランスが取れそうな環境に居るのではあるが、周囲の大衆に寄せていく必要もある。わたしが日本に行き日本の地でもイタリアのやり口で主張しまくることがあるので、周りのみんなは割と困惑してたりするんじゃないかしら。特に日本に家族や親友には、広いこころで受け止めてもらって好きにやらしてもらってます。ありがとう。

    散歩の途中に枝の剪定をしているところに遭遇。高所恐怖症なのでわたしは絶対に登れないけれど、下から見上げてると「眺めがよくて気持ちよさそう」と思う。しかし命懸けの仕事だな。これはAIには絶対にできないことだ。robotics になら、できるのかな。

    ゆみこさんのこのコーデが好き。デパート物語とお食事の写真いつも楽しみに読んでます。

    レシーヘンちゃんのこのお話も好き。とっても優しいお兄ちゃんを直接知っているからかもしれないけれど、なんか想像できてほっこりしました。

    書き手

    sophy

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    イタリア・ベルガモ/46歳

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