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    URUUHUN【うるう分】

    午前中、現地調査に赴く。当初は現地集合であったが、事務所にある鍵を回収してから向かうこととなった。事務所を経由すると予定の時間はどうやっても過ぎてしまうのだが、なるべく早く着きたい。Googleマップで検索すると、電車50分、自転車30分と出てきた。というわけで、LOOPを借りて、都会を駆け出した。LOOPの自転車は車輪が非常に小さいが、電動アシストがものすごい効いて、それほど苦労せず漕げた。文明開花の音がした。15分遅れで到着し、無事終わった。ちなみに社長はバイクで来ていて、なんて足軽な会社なんだと思った。

    夜、早めに帰ったので夕飯を作って、妻と食べる。食後にスマホでプライベートのメールをなんとなくながめていたら、ライブを見に行く予定を思い出した。とてもびっくりした。しかし、開演まであと30分あって、場所もいつもほど遠くなかったので、また外に出る格好に戻って、向かった。またしても15分遅れで到着して、見ることができた。

    ライブはSPOILMANというバンドのワンマンライブ。大きめの練習スタジオを借りての変則的なライブだった(大体は音響設備が整ったライブハウスでの開催がほとんどである)。つまりは音のバランスのとりづらい環境だったのだが、彼らの演奏力がまず高いというのと、あまり音色を広げない無骨なバンドサウンドだったので、むしろ生々しい、まさにライブ(LIVE)であった。

    微妙に時間が歪んで、イレギュラーな行動を迫られた謎の日だったが、結果として面白い1日だった。そういえば今日は2月最終日。閏年ではないが、なんらかの調整がはたらいていたのかもしれない。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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