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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    theatre

    義父母がソフィのお誕生日にと、オペラに誘ってくれた。お昼に「20:30に上演だから19:20に出ます」とメッセージが来て、あっ今日だったっけと思い出した。

    あまりに眠かったので、ソファで横になっていたら、いつのにか隣に夫がごろんとなっていた。久しぶりに横になって、なんか若い頃の懐かしさすら感じてしまった。Love Transit を今更ながらに知って、通しで観てるからかな。アマプラで見つけたのだった。

    オペラやバレエなど劇場に足を運ぶときは、いつもはしないお洒落な格好とコンタクトしてお化粧もする。久しぶりにスカートを履きたいって思って履いてみたら、ボタンがパチーンと飛んだ。このスカートは確か義母か叔母さんからもらったもので、どちらかが若い頃に履いていたやつだ。40年くらい経ってるのかもしれないが、質の良い物を大切にするイタリアらしく、とても状態が良い。いやむしろ昔の服の方が生地も仕立ての質も高いとすら感じる。シルクのシャツを合わせて着たら、気持ちもシャキッとした。

    地元のこじんまりとした劇場は100年以上の歴史があるらしい。木の作りで、ロンドンのシェイクスピア劇場を思い出す。イタリア語とフランス語でのオペラだったが、一緒に英字幕も出ていてストーリーがなんとか理解できた。

    大人のわかりやすい恋沙汰や夫婦のいざこざを喜劇に仕立てたという題材で、観客にこどもはソフィだけだったけれど、字幕で歌詞を追いながら「どういうこと?」とノンナに質問しながら観ていた。やっぱり生で歌声やオーケストラを聴いて観て、という音楽体験はとてもリアルな感覚が芽生えて、ソフィも楽しめたと言ってた。

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/46歳

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