「いいとんかつは高いけど安くて、いい寿司は高いけど高いんです。」佐久間宣行
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...

エフェメラ!
エフェメラ!
2026年5月6日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「ほんとうのこと」
サイコさんとさきさん

渡邉紘子さんのIGのストーリーズで美術家・福田尚代さんの展示「あわいのほとり」について知った。調べてみると、会場は「神奈川県立近代美術館 鎌倉別館」と出てきた。紘子さんが良かったというのだから、そらいいに違いない。絶対に会期中に行く、と決めた。それからしばらく経ったある夜、迎の態度に腹が立って、逃げるように向かった飲み屋のカウンターで、えいやっとお酒の勢いにまかせてメッセージを送った──「これ気になってるんですけど、よければ一緒に行きませんか?」もちろん相手はサイコさんとさきさん。前回のキムチ会&夜ごはんがすっごく楽しくてまた一緒に遊びたいと思っていたけど、誘うにはちょっと勇気がたりなくって理由を探していたわたし。鎌倉での展示はちょうどよかった。お誘いのメッセージを送ったあと、続けて「もしタイミング合えば&興味あれば!」と付け足し送信。断られるときのクッションを用意しておかないと安心できない。びびりすぎ。
当日はすっごく楽しくて、ずっと喋ってた気がする。(美術館以外の全部の場所で。)なかでも印象に残っているのは北鎌倉のVERVE COFFEE ROASTERSでの会話。気がつくと話は三十年商店の日記のことに。店主ふたりの日記に対する熱い思いに触れて、エネルギーをもらった。話が盛り上がって「ほんとうのこと」を連呼している時間がなんと愛おしいことか。写真は北鎌倉のあっちとこっちのホームで撮り合うわたしたち。


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エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。