怒ってくれて感謝
「仕事が立て込んでて憂鬱だ」と父が呟いていて、聞き流していたが(よく耳にする言葉なので)「こ...

もしもし五島列島
モシモシゴトウレットウ
2026年5月19日

24年もこの体と付き合ってきたというのに、今になって気がついた。
私のおへそは、デベソだった。
ちょっと出てる・・?と思ったことはあったけど、
正真正銘のデベソだとは思っていなかった。
母にちょっと「デ気味だよね・・?」と聞くと、
「正直、ちゃんとしたデベソだよ」と教えてくれて、なんだか今までの人生恥ずかしくなった。
なんで恥ずかしいのかといったら、私はへそ=肛門だと思っているから。
鏡の前でまじまじと見つめながら、ふと思う。
なんで今まで私に「あんた、デベソだよ」って教えてくれなかったんだろう。
お母さんも、おばあちゃんも、誰一人として触れなかった。
しかし、母のへそと比べてわかったのは、私がデベソだから、私のへそは肛門に見えるだけで、他の人のへそはへそでしかないってこと。
そういえば、昔からここに溜まるゴミのことを、私たちは「へそゴマ」と呼んできた。
お風呂上がりに綿棒を使って、傷つけないように慎重に、丁寧に、ひたすら掃除し続けてきたあの黒い粒。
溜まってるのを確認して、嬉しくなるし、掃除することをご褒美と捉えている。
耳掃除の時は全然こんなふうにならないのは、汚れがちゃんと目に見えて、確実に取れてる感覚があるからだ。
耳掃除だとゴールも目的もわからない。ずっとムズムズ。
そしてキモいけど、「へそゴマ」を綺麗に拭い去ったその直後、無性に、本物の「ゴマ」が食べたくなってしまうのだ。
真っ先に思い浮かべるのは胡麻団子。なんで胡麻団子なんだろ。。。へそごまは黒いのに。
その後に後追いで、おはぎのゴマ味とか思い出す。ちゃんと黒いやつ。
白和えにたっぷりすり潰した香ばしいゴマや、炊き立てのご飯にパラパラと振った黒ゴマ。
嫌悪したはずの「ごま」という響きが、一瞬にして食欲のスイッチへと変換される。
耳くそは汚いけど、へそごまは美味しそうに見えるし、鼻くそとか耳くそより、人に見せやすい。くそ史上人に見せやすさナンバーワンだと思う。