「2025/11/2 きねん日に来れてよかったです」 カーレーターノート(まわる喫茶室コスモス/須摩浦山上遊園)
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...

エフェメラ!
エフェメラ!
2026年6月26日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「大したことないんだよ、山賊焼きって。唐揚げだから。」
イシュミナ
上諏訪を訪れた翌日は、松本を散策。朝はやく起きて、手始めに「山山食堂」に向かう。「山山食堂」という店名の通り、店主の方は山小屋に長年つとめていたそうだ。山小屋っぽさが感じられる店内の雰囲気がこれまた良い。案内された席の壁にはマメイケダさんが描くベーコンエッグの絵。(もちろんこの山山さんで提供されているベーコンエッグがモチーフ!)朝7時~やっているモーニングは自分好みにカスタムできるスタイル。基本の白ご飯、お味噌汁、副菜のセットに、自家製ベーコンエッグとアイスコーヒーをプラスでオーダー。だってさ、この絵を見ちゃったら、ベーコンエッグを頼まないっていう選択肢はないでしょう。


朝ごはんを食べたら一回ホテルに戻って、小休憩の後にチェックアウト。そのあとはホテル近くのお店をぶらぶら。とくに「陶片木」と「ちきりや工芸店」がとても良かった。良かったのになにも買わなかったのはなんでなんだろう。買うってとこまでは至らなかったんだよな。ほしいってなったら躊躇なく買うタイプの人間だから、ただただそこまで欲しいものがなかったのかもな。



そうこうしているうちにお昼ごはんの時間が近づく。ホテルからはちょっと離れているけど、行ってみたかった山賊焼きのお店にタクシーで向かう。お店につくと「山賊焼き売り切れにつき本日終了」の貼り紙が。ショックを受けつつも、どうしようもないよね…ってことで乗ってきたタクシーにふただび乗り込んで、運転手さんに「すみません。戻ってください。」と告げる。そうしたらばなんと、運転手さんが「せっかく遠くから来たのに、もったいない。わたしがちょっと聞いてきますよ。」と言って、お店の人に確認しに行ってくれた。なんと優しい。しばらくして戻ってきた運転手さんはちょっと誇らしげな顔で「ネゴしてきました!」と言うではないか。え、まじか!と心の中で思いつつ、「すみません、ありがとうございます!」とわたしたち。松本の人のやさしさに触れて、ほっこりしたなあ。最後運転手さんのお名前とか確認すればよかったのに、気が付いたらタクシーはもういなくなってて、申し訳ないことをしたな。最後にもう一度お礼が言いたかった。
そんでもって、この話をイシュミナのポットキャストでしたときの野島さんのリアクションが今日のエフェメラね。もうね、笑ってしまう~。こういうつっこみしてくれるからイシュミナの2人のことが好きなんだよな。(わたし、M気質あるのか?)そりゃそうよ、山賊焼きなんて唐揚げだもん、大したことないんだけどさ。でもあの山に囲まれたところで揚げたてのやつを食べたら、もうなんだっておいしいんだよね。運転手さんのやさしさもあいまって、よい思い出の味になりました!


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エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。