「12月7日-天才少年と名高い内野敢太が生まれる。」Wikipedia「2007年」のページ
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...

エフェメラ!
エフェメラ!
2026年5月3日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「輝くことができない時は壊れることで自分を示す」
ファン・ドンマン/誰だって無価値な自分と闘っている(모두가 자신의 무가치함과 싸우고 있다)より
GWがはじまったけど、とくに予定もなく家で耳掃除の動画をぼーっと見てたら1時間くらいたってて、びっくりして飛び起きた。でも起きたからってどこかへ行くわけでもなく、ドラマばっかりみている。なんせ見たいやつがたまってるからね。これにはまず触れておかないといけない。Netflixで配信がスタートした、脚本家・パク・ヘヨンさんの新作ドラマ「誰だって無価値な自分と闘っている(모두가 자신의 무가치함과 싸우고 있다)」についてだ。パク・へヨン作品についてはこの記事が詳しかったので気になる方はぜひ。
あらすじ
嫉妬や劣等感に苦しむひとりの男性が、「周りの誰もが勝っている」ように見える世界の中で、たった一人で追い詰められていく――。そんな渦中にいながらも、心の平穏を手に入れようともがき続ける姿を描く。(Filmarksより)
とにかくこのドラマの主人公・ドンマンに気持ちが重なってぐーってなってしまう。痛い。痛い。これはわたしが40代だから?イシュミナでも度々話す、40代病。40歳を過ぎて人生を折り返したからなのか、自分の現在地について考えては嘆いてしまいたくなるという、もはやなんらかの通過儀式のようなもの笑。わたしは、誰かにとっての〈価値ある人〉になれてるのかな。こんなこと考えちゃうわたしとしては、第1話からもう主人公のドンマンに感情移入しまくり!「輝くことができない時は壊れることで自分を示す」と叫びながら走るシーンがあるのだが(名シーン!)、ドンマンの痛々しさがわたしの中に飛び込んできて、こちらも走り出したい気持ちになってしまった。ドンマンのなかの空っぽの空洞をごまかすために、外に向けられた攻撃性。ドンマン自身もそんな自分が嫌でいやで仕方ないのに、こんなはずじゃなかったとエネルギーをぶちまけるしか精神を保つことができない。びっくりするくらいひりひりするドラマ。でも、今のわたしには必要なドラマであることは確かだと思う。そうそう、Netflixドラマといえば、「地獄に堕ちるわよ」も忘れてはならない。戸田恵梨香が演じる細木数子も素晴らしいが、数子の母役・富田靖子の演技が最高。富田靖子はドラマ「鈴木先生」の中の、心を病んでしまった先生役がとにかくすごくって、記憶に残ってる。あと、一番驚いたのは、三浦透子が演じる島倉千代子だ!最初配役を聞いたときは、え、三浦透子が?と思っていたんだけど、見てびっくり。めちゃくちゃ島倉千代子だった。途中から島倉千代子にしか見えなくなってた。しかも歌唱パートも三浦透子本人が歌ったらしく、それを知ってみるとなおさらすっご!ってなる。今シーズンの地上波ドラマでは「銀河の一票」を毎週追いかけている。これはもうどこでも評判になっているから言うまでもないか。毎回エフェメラの嵐。第2話で野呂佳代演じるあかりが黒木華演じる茉莉に言った「きれい事じゃないよ、きれいなことだよ」にはしびれた人も多いはず。あと(いまのところ)見てるのは「田鎖ブラザーズ」と「刑事、ふりだしに戻る」そして「ネタジョ」。「ネタジョ」は、漫才のネタに心をうばわれた女の子の話。毎回ドラマの中で漫才コンビが本人役でがっつり漫才を見せてくれそうなので、それが楽しみ。
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エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。
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