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    もしもし五島列島

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    モシモシゴトウレットウ

    気持ちのいいうんこをすると、いつも母の顔が思い浮かぶ。

     

     

    気持ちのいいうんこをすると、いつも母の顔が思い浮かぶ。

     

    別に、「見て!」って写真を送りつけたりはしない。

    しないんだけど、なんとなく、見せたくなる。

    「今日も立派なの出ました」って報告したくなる。

     

    ずっとそれが普通だったから、深く考えたことはなかった。

     


     

    先日、とても尊敬している方に子どもが生まれて、「おめでとうございます」と送ったら、返信で写真が送られてきた。

     

    そこには、2歳のお姉ちゃんが、生まれたての弟に鼻くそを分け与えようとしている姿が写っていた。

     

    「これは何の意味があるんでしょう?」みたいな感じで送られてきて、その瞬間、ふと思い出したことがあった。

     

    私の愛犬のことを大好きすぎる犬がいて、その子は会うたびに、うちの犬のご飯皿にマーキングしようとするのだ。

     

     

    おむつをしてるから実際にはかかってないんだけど、「自分のもの!」って言いたいのか、とにかく執着がすごい。

     

    それを思い出して、

    自分の汚いものを見せたくなったり、なすりつけたくなったりするって一見最悪のようなことに見えるけど、もしかしたら、これが究極のラブレターなのではないかと、なんとなく思った。

     

    鼻くそも、おしっこも、うんこも、本来なら隠すものだ。

     

    綺麗じゃないし、人に積極的に見せるものじゃない。

     

    あと、じゃあなんで私はうんこを見せたくなるんだろう、って考えた時、たぶん私は褒められたいのだと思った。

     

    「大きいの出てえらいね〜!」って。

     

    確かに小さいときはみんな褒められていたと思う。

     

    小さい頃はもっと、そういう“生きてたら起こること”をただただ褒めてくれた。

     

    唾飲めたねとか、たん出せたとか、歯磨きできたとか、片付けできたとか。

     

    もっと生活のこと、当たり前のことで褒められていた。

    しかし大人になると全く褒められない。

     

    褒められたとて・・・となってしまう私もいるだろうし。

     

    生きてると、ついつい、目標だとか、生きがいとか探したり、見つけたり、頑張らなきゃと思っちゃうけど、立派なうんこが出てとってもえらいと思う。自分で自分にはなまる。多分、ままも褒めてくれるからわざわざ見せなくていいや。

    書き手

    中村千結

    中村千結

    長崎県五島市・東京都大田区/24歳

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