日記にあれを書こう、これを書こうと思っても、載せる写真がない。
今日は、娘が我が家のちょっとブサイクな猫のいいところだけを写真に収めたのをもらった。

娘が撮らせてくれなくなってから、写真に残すことがめっきり減った。
一覧が猫に侵食される日はそう遠くない気がしている。
観たいアニメがあって、ABEMAのサブスクをひと月だけ登録した。
数日後に、2週間無料視聴の案内CMを見た母に「ABEMAみれるらしいよ」と言われ、娘がすかさず「お母さんはもうひと月契約しちゃったんだよ」と教えてふたりに笑われる。
いいんよ、いいんよ。
その登録した週末、私は寝るのを惜しんで36話分、イッキ観して涙を流して感動の時間を過ごしたのだから。
その後、本の下に隠していたナンプレに手が伸び、さらに私の睡眠時間は削られていく。
案の定、翌日の曇り空も手伝って、こめかみが片頭痛おこしたるぞ!とピリピリ脅迫する。
そうなるよね、と思っていてもやめられない。そうなってでも、やってしまうことってある。
そろそろ、年齢を考えようねってところに差し掛かっているのは分かっている。
…つもりで、分かってないんだろうな。
この週末は、ひたすらに本を読みまくる。昼寝して、読むを繰り返す。なんたる至福。
でも、なんかフランフランするぞ。寝過ぎもよくないんだぞ。もしかして、貧血ぶりかえしたか、と思うくらいのクラクラ。貧血の数値が悪くても、こんなふうにクラクラすることはあまりないから、もしかして夏の疲れが出ているのかもしれない。
この夏、何してたっけ?連日海に出かけたことしか思い出せない。
9月に入り、雨でなければ、窓を開けて過ごせるようになった。
本を読んでいる耳に、畑の向こうの林から数種類のセミの大合唱が届く。たまに、窓の横の木に止まったのが独唱を始めるけれど、言ってる間にコオロギが家に侵入して違う音色を響かせるんだろう。
昨晩、『グレタ・ニンプ』を読んでしまった。
妊娠で変貌を遂げた妻に、旦那と一緒に戸惑いながら、同じペースで気持ちの変化を感じながら。
悪阻で苦しんだけれど、毎日のようにお昼ゴハンを運んでもらってたのを思い出しながら。破水した後、おなかの中で剥がれた何かがグニャングニャンと蠢く感覚を思い出しながら。連日、夜泣きだけでなく、娘が起きた気配で目が覚める、母としてのあの頃特有の察知能力に、今更おののきながら。
もう二度と体験できない一瞬一瞬。あの頃の自分、めっちゃ頑張ってたよな。幸せだった。




