今回、久々にもとむら家と旅団を組んだ。

父母娘&父母息子の2家族の旅団。

(旅団と書いてキャラヴァンと読みたい。最近読んだ旅行記に出てきてかっこいいなぁ、と使ってみたかった!)

いつものようにKくんから丁寧なお誘いLINEが来て、2つ返事で即決。

彼は長距離運転を好まないが、うちの旦那は運転大好きなので車で旅したいとのこと。作戦会議の段階からがお楽しみ。飲んで食べて、子らは傍らでワイワイぎゃーぎゃーしながら行先決定。

今回の狙いは福井県立恐竜博物館。小6あーぼうも小3リツも成長とともに好きなものは多岐に渡るもの、恐竜好きはブレず。よく上野の科博に一緒に行き、会うと何かしらで戦い合わせて遊んでいるし、大人は4分の3が福井県は行ったことがないので可決。発起人なのに、Kくんごめんね!

10月の3連休に予定を組み、絶対に外せない、宿、博物館入場&化石発掘体験チケット、夕食処の3大要素を事前に予約。家族だけで旅に出る時と違い、誰かが言い出すと誰かが調べたり確認したりする。時々話題が大幅に逸れてしまい、あれ?どうしたっけ?となっても誰かが起動修正する。長年の友達以上親戚未満な関係、万歳!

とりあえず、出発前に予備知識を投げておく。

DAY1

AM4:30 横浜出発。我が家にお迎えに来てもらい車1台で旅する。子らが大きくなってきてぎゅうぎゅうな3列シート。長雨や台風連続襲来などが続いていたため、晴天予報の3連休は大渋滞が予測された。しかも高速は工事による交通規制があるとしきりにCMで呼びかけてきてた。誰もがみんな渋滞になんかハマりたくない。初日は一気に福井県まで走る予定。「一般的に物凄い頑張る早起きは5時じゃない?だからやっぱり、1段階ギア上げて4時半に迎えに来てもらおう!」と全みのわ頑張る。(はじめ早起きKくんから告げられた4時お迎えに青ざめて5時にしてもらってた)

とにかく、打倒!!東名高速・ 綾瀬スマートインターチェンジ!海老名JCT!で開戦。東名・横浜青葉から右側車線をひたすら突き進む。早朝からかなりの台数走っていたけど法定最高速度がキープできる状態で詰まり皆無。海老名SA横を走り抜ける爽快感。新東名に進む。静岡県に突入するころ、日が昇り始める。久々に富士山の姿をくっきりみた。黒くてかっこよかった。

6:30 静岡SAで休憩。みんなで海老名に勝った!いえい!そしてお腹すいた!と、朝ごはんを食べたかったが、この時間は売店しかやってなかった。車内にて安倍川もちで我慢。その後も順調に愛知県に突入。豊田でコースが2つ生じるが、琵琶湖が見たい、見せたい、と西に大きく進むコースを取る。ジブリパークの脇(猿投グリーンロード)を抜けて、名古屋中心部を避けて、いつのまにかまた東名に乗っていて、米原の分岐で琵琶湖沿いに北陸道に入る。途中8:30に守山PAで休憩でドライバー交代など。名古屋市の北エリアで車も多いけどどこも渋滞してはいなかった。進行ロスにならないよう、湖北に差し掛かる琵琶湖ぞいの産直市場にGoogleマップのピンを刺す。

10:00 滋賀県南浜町到着。滋賀の割と北なのに何故か南浜という不思議。びわ産直市場では秋祭りめいたイベントが始まったところだった。新米おにぎりが2つで100円、わかさぎフライ300円、あひるすくい100円、綿あめ無料!豚汁無料!なんてイベントだ♡豚汁担当のお母さんは「たくさん食べていってね!」と何杯もすすめてくれて田舎のお母さんに会った気分になる。物販コーナーも気になるものばかり。明日の朝ごはんかお弁当に、といくつか購入。

コロッケサンドの新しい解釈。食べたらポテトサラダの味だった。

見た目がかわいらしいちらし。緑は山椒ではなくグリンピース。

滋賀県の米原あたりも新幹線でよく通るし、琵琶湖も遠目に山の上からしかみたことなかった。広いな、琵琶湖‼︎ 大きすぎて日本一の大きさに全くピンとこない子ら。「鳥人間(コンテスト)をやるとこだよ」と子らに説明してて思い出した。どこから飛ぶのかな?

11:30 さらに北陸道で福井県を目指すが、賤ヶ岳(しずがたけ)SAで昼食。地名が読めないことで「知らない土地にきた♡」と喜ぶ面々。入口にサラダパンが‼︎ 残念ながら完売。先程餅やらワカサギなど食べたら、本格的にお腹がすいて不機嫌な子どもたち。まだレストランは空いている。ここでもサッと食事が提供された。近江牛肉うどん、すた丼みたいな山小屋ライス、私は蕎麦を啜りながらパン屋のミニバンが駐車場を出て行くのを見逃さなかった。あれは絶対にサラダパンの納品だな。昼食後、再び売場へ行くとモリモリにあった。「漬物もマヨもダメなのに買うの⁈」とまゆかに言われたけど買ってみた。ご当地パンだからね。車中みんなで一口試食会開催。パンが美味しかった。香ばしい焼き上がり。パンが美味いからたくあん&マヨでも問題なし。

道中、蕎麦畑で白い小さな花が咲き乱れていた。蕎麦の季節。やっぱり食べたくなった。舞茸天おろし田舎そば。

つるやは他のパンも美味しいはず。

予想以上に順調すぎてあと1時間半で1泊目の越前大野に到着してしまう…と計画当初、時間的に厳しそうとだと諦めた永平寺にも寄れることになった。嬉しい‼︎ 北陸道では「本当に連休かなのか?行楽日和なのに?」と全く車はいなかったが、さすが名所の永平寺。駐車場は満車にはならずとも混んでいた。福井わナンバーが多かったから、福井県まで新幹線で来てレンタカーが主流のようだ。私には幼少期に近所に住んでいて馴染み深く、あーぼうの歯医者通いで駐車場があるので今でもよく行く横浜鶴見の總持寺と双本山制をなす永平寺。曹洞宗の教えを伝えた道元(高祖)と、宗派を大きく広げた瑩山(太祖)の「両祖」を等しく敬っているため、本山が2つらしい。永平寺はより修行感が高く感じる。大晦日に「ゆく年くる年」でよく登場する、雪深い永平寺。と、いつか来てみたかった。

鶴見の本山みたいに広い敷地にお堂が点在しているのかと思っていたけど、山の斜面に全てが建っていて廊下で繋がっていた。それは雪深いこの越前大野の地だからなのかもしれない。ちょうど午後の日が差し込んでいて、まだ紅葉は始まっていなかったけど、これまた予想以上に素晴らしいお堂とお庭だった。私もいつか坐禅や精進料理を体験してみたいし、子らには是非とも修学旅行で来て欲しい。修行僧たちがお庭のお掃除をしていた。黒い作務衣に頭には白いタオル、足元の白いスニーカーがまぶしかった。

庫院(くいん)とは台所や厨房があるところ。もちろん奥までは立入禁止だけど、1番親近感がわいたのでぐいっとのぞき見てしまった。

これがあの除夜の鐘か…と「ゆく年くる年」が毎年楽しみな私にはちょっとグッときた♡

出発して半日が経過の16時、本日のお宿へ。子らはどんな宿かとワクワクしているが、その前にに福井県のご当地スーパーで色々視察&買い込み。KAJISOとはかじ惣。惣菜の惣。ご当地ものがあまりみつけられなかった。焼き鯖の太巻きくらい。

こんにゃくの豊富さよ。

昆布を砂糖でコーティング。全部食べきれないと思われ断念。富山産の昆布おかきを買ってしまった。

エアビーの民泊宿。朝市が開催される越前大野の古い街並みの入口にある、大きなビルの2階の1フロア。広すぎて、部屋割りに悩むほど。元々はどなたかのお住まいだったであろう。駐車場はビルドイン。室内干しの部屋や全ての窓が2重サッシで冬の寒さがうかがえる。民泊は異文化圏だと家の造りが面白い。そういえば市街地に入ったら大小様々な除雪車があって豪雪具合がうかがわれた。

常日頃カオスの中で暮らすあーぼうはこの独房のような部屋を偉く気に入ったらしい。が、広すぎて1人では寝られないと父さんズ以外を招き入れていた。この他、8畳くらいの客間2部屋を父さんズで各一部屋という贅沢な使い方。ダイニングは伯爵家みたいに端から端が遠いテーブルだった。

街を軽く散歩して、今夜の食事処、居酒屋亀平(きへい)へ。大賑わいの店で、店員が若い!早い!料理が美味い!で大満足。横浜で飲みに行く、食べに行くとなると、肉、魚、焼き鳥、中華、イタリアン、とメインメニューで店の選択肢がたくさんある。この規模の街だと夜営業している食事処は少なく、1軒で様々な料理が網羅できてしまうから…食べ過ぎる‼︎ 突き出しのガンも煮付け、上庄里芋の煮っころがし、金時草のお浸し、すこキムチなど大野の美味しいものは瞬殺。旦那が注文した激闘乱舞涙巻きチャレンジ大会にて、子らも刺身に添えられたワサビに挑戦。うまいうまいと狂いだす。私だけ食べられないワサビ…

すこキムチ。すことは里芋の一種、八頭の茎。普通は酢漬けで食べるらしい。

金時草。モロヘイヤみたいで食べやすい。

帰り際、肉を焼く魅惑の煙に包まれてしまい、全員服に焼かれた肉の香りがしみついた。居酒屋に行く時はファブリーズはマストアイテム。

色々をちょっとずつ食べられる大人数の醍醐味。

この人数で風呂を回すのは時間がかかる、とみんなで歩いて銭湯へ。亀の湯のおじさんは1000円札の支払いが続いたのか、小銭のおつりにてんてこ舞いであった。50円にたくさんもらう。あははは。「トイレは右の扉を進んですぐね」ってそこはボイラー室で洗濯物がたくさん干してあった。トイレはお風呂屋さんの家では⁈「男子は平たく言うと外でだったよ」と笑う旦那。

ここのお風呂は大野の名水をおがくずや薪で何代目だかのおじさんが毎朝沸かしているそう。明治創業とのことだが昭和初期の建屋。意外にもお客さんは若めの観光客ばかりだった。もちろん、超昭和の作り。あーぼうは靴箱の木の鍵を楽しみにしていたが、靴箱は中の脱衣場に据え付けられていた。たぶん冬は雪だからだと思う。蛇口もあの旧式。赤と青の押したらでるやつ。水圧の弱いシャワーは付いている。このシャワーを試行錯誤で使う。全部コツが違う。広くはない風呂場で一組ずつ湯船に浸かる。段差があり、ボコボコ気泡がわいている。旦那とリツが騒ぐ声は筒抜け。風呂上がり、外に出るとおじさんが記念撮影しますよ!と出てきてくれた。(これが唯一全員で撮った写真となった。ありがたい。

NHKの他2局しか映らないTVをつけながら、部屋で飲み飲み明日の作戦会議。明日はいよいよ化石発掘。朝市により、第一駐車場を狙い、恐竜博物館へ。長い1日だったけど、琵琶湖、永平寺、越前大野と充実したスタートだった。

明日も早起きしなくては。

(続く)