DAY3

今日もKくんはやっぱり早起き。子らも早めに起きて巨大なTVで配信系番組に夢中。スーパーで朝ごはんを買っちゃったけど、喫茶店のモーニングに行こう!と行く気満々であったが、狙いの店は休みだった。「連休は営業しろよーぅ!稼ぎどきじゃーん!」という、ひと昔前の首都圏的思考、コンビニ的思考が捨てられていない。いかんいかん。

Kくんが朝散歩で重要情報を入手してきた。ここ中津川宿、実はまゆかが大好きなホラー漫画家・伊藤潤二の生まれ故郷であると判明。他にも名だたるミュージシャンのイベント開催などがあり名人の手形が町中にあるとのこと。というわけで、チェックアウトの10時まで街ぶら。

恵那山は1番左の山(たぶん)

細い路地に惹かれて入り込んでみたら、桂小五郎隠れ家跡に続いていた。まだ開いてないので隠れ家をのぞき見。

スポーツの日。街中で通行量調査のおじさんたちが何度も私たちをカウントしていた。私は朝からやっている和菓子屋さんが多いな、何かおやつを買いたいな、と思っていた。いつ何で見たのか忘れたが「すや」にピンが刺してあった。どうやら栗きんとんが名産品のようだ。ちょうどすやの開店時間に店近くに行き着いたのであーぼうと入店してみた。老舗の年季の入った調度品、パッケージも何もかもがかわいい。栗きんとん、甘納豆、琥珀糖のような菓子…迷っていると続々とお客さんがやってきて何箱も栗きんとんを買っていく。え! そんなにフィーバーしちゃう感じなの??実家の土産にしようか、と相談したいが旦那ももとむら家もどこか行ってしまった。とりあえず、ミニマムで全部買ってしまおう。旦那&もとむら家はマンホールカードをもらいに隣の館にいたらしく、そこで中津川は栗きんとんが名産品で、数がありすぎてヤバい、と情報を得てきた。

琥珀糖のような栗こごり。美しい。

JR中津川駅前の賑わい特産市場まで行ってみることにした。駅前ロータリーは懐かしい!の一言。駅改札も平成のあの頃みたい。そして、欧米からの観光客はトレッキングしに来ている人も多い。特産市場の館も昔デパートか何かであったであろう建屋。

中津川にはリニアが通る予定らしい。それまでにはこの平成感もなくなってしまうのかもしれない。

特産館に入ってびっくり。中津川中から栗きんとん屋さんが出店していた。中津川栗きんとんは更に奥が深かった。正に栗の旬を迎えており、たくさんのマダムがご贔屓の銘菓を求めている。パンフレットに掲載されているのは13店舗で、9月から2,3月まで1つ324円と同じ価格で販売されているらしい。パンフレットの一覧が衝撃的。全部同じ‼︎ パッケージも統一されているから完全に味でしか違いが出ない分、ヴィジュアルが全部同じ‼︎ この潔さ、気持ちいい。モンブランも気になったが、シンプルに栗ソフトクリームを食べてみた。驚いた。美味すぎる。母さんたちがウキウキ食べていたら、「ちょっとちょうだい♡」部隊が現れ奪われた。もはやソフトクリームではない。イタリアンジェラートの濃厚さだった。500円なんて安すぎる。

10時のチェックアウトの合わせて中津川宿を後にする。中央道に乗り,上りの渋滞情報をチェックしつつ寄り道しながら横浜へ帰る。とりあえず長野県の諏訪方面へ。

長野県に差し掛かり、まず伊那で寄り道。産直市場グリーンファームへ。ここは古道具の買い付けに行く人が紹介していたのだが、産直市場だけど動物に餌があげられるファームである以上にそこらじゅうに骨董品と称したいろんなものがあって、とにかくカオスだった。小腹が減ったので大学いもの列に並んでしまった。3、4組しかいなかったから次のターンで買えるかな、と。それが間違いだった。入れ替わりで見て回る。子らは100円で干し草を買い、子羊ちゃんやうさぎに餌やりに夢中。私は見れなかったが熊にも人参をあげたらしい。

おにぎりの具材が斬新。

たぶんなんでも見つかる。

大学いもの列は30分経ってもこの前から動かず。カートは売り物ではないが売ってくれる気がする。

我々の番が来たかと思ったが「はい、今売り切れました」とお父さんは再び芋を2度あげしながら中華鍋に砂糖や蜂蜜やメイプルシロップなどを入れ蜜を作り始めた。後ろもずらっと行列していた。1パック買うつもりだったが、こんなに並んだしと2パックかうことにした。最後受け取り時に並んだ旦那は後ろにいたマダムに「ここの大学いもは並んで正解よ!」言われたそうだ。マダムは松本(少なくとも50kmは離れている)からわざわざ買いにきていたらしい。そしてこのターンでお父さんは体調不良で閉店、と店を閉めたらしい。1時間かけて手に入れた大学いもは全会一致で衝撃のうまさだった。パリパリの飴にねっとりもっちりの芋。お腹いっぱいになってももう一つ食べたくなってしまう。

父さんズは欲しかったものを見つけられてご満悦。旦那は頭蓋骨付きゆえにおける場所が運転席と助手席の間しかなく、マッドマックスみたいになっていた。

芋では腹は満たせない旅団、市街地に出て昼食を食べる。芋行列で並んでいる時見つけてくれていた。どうやら長野県民のソウルフード一つと言われるテンホウ。

ナルトがテンホウくん。チャンポンみたいで太麺で美味しかった。

長野県らしく野沢菜餃子。

そしてさらに諏訪方面へ進む。

「近くまできたから是非とも寄らせてください」と寄ってもらった、南箕輪町から箕輪町へと。

その街は以前からその存在を知っていた。箕輪暦11年のあーぼうは「恥ずかしいから寄らなくていい!」とお年頃ぽいリアクション。箕輪暦47年の旦那にとっては聖地だった。ルーツは長野にはない(もしかしたらあるかもしれないけど)

箕輪のアレコレを一生懸命に撮影している。

困惑ぎみなドライバー・Kに申し訳ないので、箕輪町役場で写真を撮ってもらった。お付き合いありがとう、もとむら家。

ひとしきり箕輪町ではしゃいだ後、せっかく近くにきたのだからともう一箇所、諏訪で素敵なお店に寄ってもらった。そうそうそう!!こういうとこよ♡日本アルプス背景に掘り出し物も多そう。ひっきりなしに車でやってくる。リビセン。

欲しいものは色々あったが「もう車に乗らない…」と諦められた。また来よう。

諏訪から甲府市の手前の北杜市に入ったところで山梨県突入。17時。甲府まで行ってしまうと富士五湖から御殿場に抜け東名で帰る選択肢がなくなってしまうにで、韮崎手前あたりでとりあえす温泉に入る。むかわの湯。ローカル温泉。

武田信玄公の前でクライマックスのルート会議。中央道も東名もお馴染みの箇所で大渋滞中。中央道だと八王子から南下してくるのが気持ちとしてナイと父ちゃんズドライバー。富士五湖から御殿場、そして東名のルートだと道中夕食をとってたどりつく頃には渋滞が解消していると予想?願い?でそっちを行くことに。再び韮崎から甲府南まで中央道、そこから富士五湖までは下道。走りながら夕食処を検索。なんだかんだとみんな食べ過ぎてていて、食べたいものが定食、ごはんに味噌汁、なんかおかずだった。御殿場で夕食だと時間的にも居酒屋しかなくなかなか決まらないでいた。とにかく到着時間が20時をまわってしまうと営業終了が続出。その手前でどこかないものか…と浮上したのが富士吉田。1件理想的な店を発見。電話して営業の有無、状況などを確認すると「白米が終わるまで」とおかみさんは言った。その早口っぷりから忙しそうなのが分かる。とりあえず向かってみることにした。青木ヶ原樹海、鳴沢村、富士急ハイランドまで来るとたくさんファミレスやファストフードなどたくさん飲食店があるので最悪ごはんは食べられる。富士吉田、今日走った中で1番賑やか。

食事処よしだに到着。Kくんが入店できるか否かを聞きに行く。「飛び込みロケの撮影許可みたい」とまゆかは言った。OKでました!あーぼうとリツの刺身定食のマグロの刺身に海なし県だけどマグロが好きすぎる山梨県の県民性を垣間見た。中トロか?いや大トロか?焼魚定食、焼肉定食、野菜炒め定食と旅の締め飯も美味しく頂けた。私たちの後には小さな子連れが1組。それで白米は終わったようだ。ギリギリセーフだった。

そして東名の渋滞も見事に解消しており、富士吉田から1時間半で横浜へ帰宅、22時解散となった。

丸々3日間大満喫の旅だった。

子らの「あとどれくらいで着く?」攻撃をかわし、往復で約1000kmのドライブ旅。

運転お疲れ様でした。

帰宅後、みんなで写真を共有したり、諸々の精算したりしていたら、まゆねぇが気がついてしまった。「旅の思い出を振り返って見て、すごいやらかしてしまった事に気づいてしまった…私、フクイラプトルとかの恐竜達の骨をちゃんと見た記憶が無く…」とLINEが来た。あー!えー?…私も旦那もあーぼうも「見た記憶がない…」と気がついた。また行って見ないとね。

どうやらこの右奥の白い壁の展示あたりに福井の恐竜コーナーがあったらしい…

旅は余白を残しておくのもまた良し。

次回こそは骨を発掘しよう!!

(完)