2026年の夏旅は岡山からスタート。

実は行こう!行こう!と決めた行先ではない。あーぼうが100 miles Adventureに参加することになり、そのスタート地点であり集合場所が岡山駅だった。

100 miles Adventure

https://www.100miles.site/

そのルートは岡山駅を出発し海まで、船で小豆島へ渡り島をぐるりとした後、四国本土へ渡り高松から東のフチ(右上)を行き、鳴門大橋(ここは車で)から淡路島を経て明石海峡大橋(ここも車)を渡って、ゴールの神戸まで全行程211㎞。11泊して歩き通す。今回の工程は100マイル(約160㎞)を悠々越えの最長記録となるらしい。初日に初顔合わせする、全員小6の同級生9人と冒険家荻田泰永氏とそのスタッフ(歴代の参加者もいる)との大冒険。旅中の様子は公式サイトの日記でしか分からない。私は初めてこんなに長い期間あーぼうと離れる。どんな心境になるのかは私自身も謎。

あーぼうの出発日は旦那の夏休み初日、ということで出発を見送った後、そのまま父母もふらっと旅して帰ることにした。つまり夫婦2人旅。あーぼうが生まれる前に旅して以来11年ぶり。

岡山から横浜に戻るように旅すればいいものを。あーぼうが生まれる前後、大阪暮らしの時に何度か訪れたことがある四国ではあったが、あの時走り抜けてしまって見逃した場所がいくつかあり、そんな場所を巡ることにした。と、いうか結果的にそうなった。見逃すも何もあの頃は「うどん」しか知らなかったし、それしか頭になかった。私たちも旅の仕方がだいぶ変わった。あーぼうが生まれてからは山を知り、海を知ったので。

電車、バスかor車か?

在来線の旅は魅力的だが、やはり本数が少なく、お盆期間のダイヤと人出とで縛りが多そうだからレンタカーを借りることにした。車社会を旅するにはやはり車が1番。そして、2人なので軽自動車でコンパクトに。これがかなり正解だった。料金も駐車場もすれ違いが厳しい山道もスムーズ。

瀬戸内海を時計回りかor反時計回りか?

岡山は山陽エリアと四国の分岐点。四国には本州と橋でつながるルートが3つ有り、船を使ったらバリエーションはさらに増える。

レンタカーは乗り捨てプランでは高くつくので同じ場所に返却するためにも、岡山から瀬戸内海を時計回りすることにした。

2026年8月7日(金)

早め組のお盆休みが始まる週末、私とあーぼうは朝8時に新横浜駅発のぞみにて岡山へ。集合時間ギリギリに到着することもできたけど、交通トラブルも否めない季節なので余裕を持ってと言いながら、岡山も少し見て歩いて起きたいと母娘2人で早めに岡山入り。

久々なので最新型車両(とは言え、もう数年前の導入だが)N700Supremeを予約。広々シート、極強冷房車。寒かった…

11:02岡山駅着。新幹線と在来線が同じ駅、本州と四国の玄関口とも言えるためコンパクトながらかなり便利な駅。早速、駅ビル的な「さんすて」にてランチ。蕎麦屋ソバキチにて岡山名産・黄ニラとにらのぶっかけ蕎麦と白えびかき揚げ蕎麦を頂く。

分かっていたけど、西日本もかなり暑い。35度は越えていないけど、1番お陽さまが高い時間帯。街中から少し離れた静かな場所へ。オレンジ塗装ベタ塗りJR桃太郎線に乗車。この車両は…前回旅の山陰線と同じモデルではないか。前日までの母娘して夏休みのバトルモードから一気に山陰旅の続きをしている気分になる。

🎶もーもたろさん ももたろさん〜🎶

駅に着くたび流れてくる。この桃太郎線も学生がたくさん乗車していた。みんな夏休みなのでは?部活?平日の昼間、若人がたくさん乗車しているのは車に乗れない世代の脚が自転車と電車orバスだからなのか。民家の隙間を走り、田園風景に変わり30分ほど乗車したところで、吉備津駅に到着。

吉備津神社

桃太郎のモデル?吉備津彦を祀る神社、とのことで旅の安全祈願をば。

桃太郎みくじ。

あーぼう半吉、私はきち。

桃太郎の伝説があったから、桃を作り始めたのか?桃を作っていたから桃太郎が生まれたのか?少し気になる。

この二連結した屋根は「吉備津造り」と言われる、全国唯一の様式だそう。本殿の正面は階段から上がってすぐにあるのに、屋根で繋がっていていきなりあるから、はじめ気がつかなかった。この横から見た双子屋根がアイコンになっている。

脇にある回廊もすっと真っ直ぐに続いていくのが涼しくて気持ちよかった。

お参りも終わり岡山駅へ戻る。神社の入口には茶屋が1軒しかなく、駅の周りには民家しかない。1時間に2本の桃太郎線は駅舎とトイレ、「まむし注意」の注意看板は昭和のまま。改札はPASMOでピッと入れる違和感。

旦那は仕事が終わってから夜岡山へ来るので、ホテルの部屋でクールダウン&休憩。さんすてのゴンチャでタピオカを買わされた。(「しばらく水しか飲めないんだからさー」と言われたら仕方あるまい)おみやげ街でご当地おやつを調達し、TVを見ながらゴロゴロ。丁度岡山の情報番組が始まった。

今回は旦那絡みで駅前ビジホ、ヴィアイン岡山泊。電車、バス、タクシーを眺めるのがまた楽しい。駅直結で利便性抜群。大人気なのがわかる。(7台あったコイン洗濯機は深夜までフル稼働で空かず苦戦を強いられた)

RSK山陽放送のアレすけ。

岡山は香川と括られるのね。

元祖むらすずめ、正直見た目が少しゾワワとしてしまうが、皮の甘さ◯、あんこが美味かった。帰りにまた買おう。

明日からの旅に備えて夜まで部屋でのんびりしてもいいけど、やはりもったいないなあ、と街に出てみることにした。陽射しは和らいだがまだまだ暑い。ここはやはり、車窓観光。路面電車の岡山電気軌道、通称・岡電で終電折り返し旅へ。路線が短く終点で折り返しても所要30分くらい。この路面電車、そもそも駅に直結しておらず、目下駅前までの延伸工事中。(この延伸計画は環状計画もあるらしく、今まで色々話し合いがなされていたようだ。路面電車を残していくのは羨ましい)

「次とまります」の緑の文字がかわいい。

吊り革の間に特産の備前焼の風鈴。冷房と走行により揺れて涼しい音色。

終点の東山にて。交差点の真ん中に放置されたかと思ったら、ここでスイッチバックした。

ぼんやり外を眺めていて、停留所がないのに停車したとなあと思ったら、電柱が停留所を兼ねていた。こういうパターンもあるのか!

岡山駅から真っ直ぐ伸びる桃太郎大通り、その突き当たりに城下筋が走る。この突き当たりの川の向こう側に有名な庭園・後楽園と烏城と呼ばれるる岡山城がある。大通りを筋というのが西っぽい。この城下筋は昭和な建物も結構残っている。城下街なだけに碁盤の目状の街並み。アーケード商店街もあるいてみたかったなあ。

まだ時間があったので岡山駅に戻る前に烏城を見に行く。お盆休みの時期にはライトアップもあるらしい。城の基礎部分が四角てはない(たぶん五角形)のが下から見ても分かる。烏というだけに艶やかな黒で美しい。

桃ボートもある。どんぶらこ。この先の木々の向こう側に後楽園がある。のんびり夕陽を眺めていたら、旦那の到着する時間になってしまった。

駅に戻り旦那と合流。今晩はあーぼうの壮行会。腹ぺこ3人組、いざ予約しておいた居酒屋さんへ。

カウンター席が良かったあーぼうは子連れに配慮してくれた奥の個室風に不満をもらすも、なんて厚切りな!刺身盛り合わせで即機嫌回復。真ダコのおいしさたるや‼︎

瀬戸内海はタコうまし♡びっくり。

にぎりも刺身が厚すぎて上手く食べられず。せせりパッタイ炒め、豚軟骨コリコリ揚げなどなど。最後に店主さんが岡山弁でお話ししてくれて、やっぱりカウンターがよかったなあという締めくくり。

お腹いっぱいになり、夜の賑わいが始まった岡山の繁華街をホテルまで20分ほど歩いて帰った。