「もう、52分じゃん!遅刻じゃん」
と言われながらも、目の前の雲がたまらなくフワッフワとあちこちにあるのが、白波がザザンと連なる海のようで
「ほら、あの雲見て!すごくない?」
と話をふっても、早く車を出せとせっつかれてしまった。

今日は、そんな雲の写真をここに載せたかったのだけれども、少し時間が経ったら、少し場所を移動したら、雲の形はあっという間に違うものになってしまうから。

しばらく走って現れた砂浜に、クルンクルンと白波がカールしているのを見つけて
「さっきの雲みたいじゃない?」
って指さしたら
「そうだね、あっちの雲もふちが水色できれい」
とようやっと娘が話に乗ってくれた。

先生が今、断る練習をさせてくれているのだけれども、娘はそれがとてつもなくストレスなようで、行きの車での表情はたまらなく曇っていて、口をついて出るのは
「つかれた・・・」
「早く帰ろう」
ばかり。まだ行く道中なのだけれど。

反動で、帰りの車は上機嫌となり、
「どっか寄って帰ろう」
って言うけれど、寄って楽しめるところも思いつかなくて、結局真っ直ぐ帰る。

「海を見て帰ろうよ」
なんて日はくるのかなあ。

運転手の特権で、図書館に向かう。
ブーブー言われても、ハンドルを握っているのは私だから、寄らせてもらう。

娘も『あたしんち』の新しい方の漫画を借りた。
「これだけ探して。他のは見なくていいから」
と言われ、コミックの棚を左から順に、一緒に眺める。
「ねえ、お母さんが読みたいの探してるでしょう」
「ちゃんと『あたしんち』を探してるよ」
『あたしんち』を探していたよ、他にどんな本があるかなあってチェックしながら、ちゃんとね。

「お母さんが、好きな牡蠣のマスコットにそっくりなんだよね。娘の女の子もかわいいし」
「ああ、わかる。ハンギョドンにも似てない?魚みたいだよね」
「たしかに。ゆで卵にも似てる」
お母さん、すごい言われよう。
子どもの頃に見ていた気になっていたけれど、放送されてたのは大学時代だったから、帰省中とか、下宿先のテレビで見てたのかもしれない。
娘は、Youtubeだかで見つけて見たらしい。

20時前にやって来て、
「ちょっと今眠いから、8時になったら起こして!」
って20分ほど私の布団で寝ていた娘を
「8時になったよ!」
とゆすったら、めっちゃ白目になっていて、これはたまらなく眠いやつで、もう起きれないだろうと思ってたら、案の定フラフラと自室へ戻り、そのまま眠ってしまっていた。
足元には猫もいて、それぞれ気持ちよさそうだ。
私も、秋の夜長うぇ〜い!とか調子に乗って片頭痛を怖がってないで、今晩は潔く寝ようかな。
ただ、借りてきた『火の鳥』が誘惑する。9月も明日で終わってしまう。秋はそう長くない。
今寝たとて、朝早く起きれる気もしないし。ああ、どうすれば。