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    島縞

    島縞
    シマシマ

    いつもの道をひとり行く

    この時間は読書するか寝てるかだったけれど、最近はやらねばならないことに時間をさいてしまい、ようやっとこれを書いている。

    ソフィさん、お誕生日おめでとうございます。
    ほしばさんとあわせて忘れない覚え方がとてもキュートだと思った。

    朝からひとり、車で30分ほどのところまで出かける。
    意識しなければ、ひたすら流れていく景色も意識ひとつで大冒険に変わる。

    まっすぐの農道、カブのじいちゃんが行く。
    思い込みかもしれないけれど、田舎のじいちゃんの乗り物はカブで、とてもチャーミング。壮年層のかたが乗っているのとは違う、なんとも言えない乗りずまい。帰りにも遭遇したのだけれど、うしろに韓国語のかかれたダンポールがくくりつけられていた。買い物の帰りかな。徐行で抜き去りながら、気をつけてね、って心のなかで語りかけた。

    朝はゴミ収集車も行く。
    後ろのゴミを放り込むところ、ひとりつかまって次の収集場へとむかっている。これまた気をつけてください。

    トンネル前では、カーナビが誤作動。「この先、カーブが連続します」と道なき道を進む。画面にも目の前にも連続したカーブなど存在しない。私はどこを走っているのか。

    「カーブないんですけど!」、カーナビにツッコミを入れたのもつかの間。飛んでいくカラスの口元が黄色く光っていた。どこかでみかんを獲得したらしく、「やりましたね!」とガッツポーズを送る。

    なんとものどか。家から押ボタン式信号と点滅信号を通り過ぎると、10分以上信号に出合わない。
    飛ばさない高速道路。ブレーキを踏むのは下り坂くらい。だから、おなかいっぱいのポカポカの昼下がりは気をつけないといけない。ウトウトしちゃうから。

    その道中にはトラップも存在する。
    タイヤが踏んで大きな音を立てる側溝カバーがあって、どこを踏んだら音が出ないのか、このひと月で4回ほど通っているけれどまだその進入経路が見つけられないでいる。あと何回「カコーン」と言わせるんだろう。

    穂を丸めるトラクターにも出合えた。
    いつもは、丸められた大きな塊が畑に点在するのを見るだけだが、今まさに丸めている最中。あの見えない後ろの部分でなにかが起こってるんだろう。あれが大きなトラックに積まれて運ばれるのも壮観。

    2度目のカラスは、ステップを踏みながら走る車の前を横切ってった。

    街に入ると、鳥よりも人や車が急に現れる。横断歩道の直ぐそばには、お店の前に止まった車。赤で停まろうとブレーキを踏むと、運転手さんが車に乗り込もうとするのが見える。その車が、青になった途端に先頭で進めるよう、止まれのラインから余裕を持って停まった。道を譲った私は、きっとドヤ顔になってた。

    明日はこの道を娘と行く。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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