三十年商店

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    島縞

    島縞
    シマシマ

    和菓子の空、中年に飽きた夜

    三十年商店でたまにアップされる、エミさんの和菓子の写真を、実はこっそり楽しみにしている。
    写真で見るだけでうっとり。画面越しだから食べられないのだけれど、目でも味わえるのが和菓子のよさだと思う。
    あのフォルムはもはや伝統細工で、目尻もとろんと下がって、最後は当たり前に舌もとろんとなる。

    ああ、おいしい和菓子が食べたい。

    何か物足りないものを食べたとか、今ものすごく所望しているというわけではなくて。
    今日の夕方の空が、なんとも和菓子だと思っただけで。

    写真もいいのだけれど、絵でみても美味しそうなのはなんでだろう。
    絵本に出てきてしまったら、もう。思い出して、『和の行事えほん』を引っ張り出して、眺めてしまった。
    画材は断然、色えんぴつ。伝統色を混ぜていただけるとなおいい。

    そうそう、切手もね。これまたガサゴソ引っ張り出す。
    見た瞬間、買わずにはいられなくなる。コラボ作品としての最高傑作なんじゃないかと思っている。

    夜、寝る前に思い出して書くことじゃなかった。

     

    書く前に皆さんの日記を読んで、店主のサイコさんとサキさんが補完し合ってる感じを受けて勝手にウルウルしてる。
    安心できる日本の医療現場のなか、少しでも穏やかに過ごせますよう。

    『和の行事えほん』と切手をしまったら、今度は久しぶりに益田ミリさんの『中年に飽きた夜は』を引っ張り出して読もう。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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