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    島縞

    島縞
    シマシマ

    娘の青春

    三十年会、みなさまのお写真と言葉を読んで、私もきっと30年のうちには、と思う。
    前回は行けずにさみしいなんて吐露したけれど(書いて後悔してしまったりもしたけれど)、今回はなんでだろう。きっと、また次の機会に、と思えた。
    だって、ソフィさんはイタリアからだもの。それに比べたら、五島はずいぶん近い。
    距離だけじゃない。
    私自身も、思い立って出かけられる暮らしに近づいてたいな。

     

    今日は雨。朝のうちは雲も薄かったけれど、昼にはシトシトがザアザアへと変わった。
    北からの風で、久しぶりに部屋の窓を打ちつける音に耳を傾ける。
    雨の音は、ものさみしくもあり、落ち着く。

    雨で思い出した。
    風が強かった、一昨日のこと。

    娘が強風の外に出たがって、甥っ子と叫んでいた。
    母と私は押入れと格闘していて気づいてなかったけれど、小雨がパラパラ降っていて。

    気づいた母が、風邪引くじゃんって子どもたちに入りなと怒ってた。
    でも、こっそり娘が私に「修行僧みたいで(指を輪っかにしてみせて)おもしろかった!」と教えてくれた。

    修行なのに面白いの、わかるな。子どもの頃はしょっちゅう、忍者やら何やらに変身してた。
    ふたりが真似事して見せ合ってるのを想像したら、たしかに面白そうだった。

    雨にぬれて、青春を満喫していたんだって。
    雨と青春をどんな風に結びつけたんだろう。娘がいつのまにか、「青春」って言葉をインストールして体感していたことにも驚いた。
    青春って、10代限定かしら。
    あと10年近く酸いも甘いも楽しめるんだ。いいな。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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