副作用の心配がないからこその早めの投薬が功を奏し、今朝は痛みもなく起きれた。
自然に、ではなく猫がテーブルの本をチョイチョイとする音で起こされたのはなんだかなあだが、スマホのアラームよりはよかったのかもしれない。
まあ5時前だったけれど。早めに布団に入ったから、充分な睡眠時間ではあって。二度寝しようか悩んだけれど、姉妹とヨウムの関係が気になって、読みかけの本を布団に持ってきて転がりながら続きを楽しむことにした。
猫は部屋の外に出たかったのではなく、私をただ起こしたかっただけのようで、その後はまた私の布団に潜り、やっぱり暑かったみたいで出てきて、足の間に挟まってウトウトし始めて気持ちよさそう。
そのまま寝せておきたいのは山々なのだけれど、私も寝返りを打ちたい。なんせ6キロ超えが乗っているから、心地が良くない。しびれてくる。
片足を抜くと、猫の体はひっくり返って、状況が飲み込めない感じのキョトン顔を面白がりながら、足を揃えて体勢を変えると、猫も上手にクルンと腹を下にして、私の足を支えに何事もなかったように寝る。
読んでるつもりが、同じ行を何度もいったりきたりしていて、アラームの音に驚いて目が覚めた。いつの間にか二度寝していたらしい。
給食の時間、ちゃんぽんの汁が服に垂れるのに、いっこうに気づかない娘に、どうした?とツッコミを入れる。麺が汁を吸って、大して入っていないと思っていた汁はちゃんとあったらしい。口とお椀の間に隙間があったとか。久しぶりに母親らしいことをして裾上げしたズボンに、シミ。
先日買ったばかりだったのに、こぼしてショックだったろうに、先生の手前感情を出せずに、一生懸命拭いていた。
再度食べ始めると、またもツーっと小さく垂れて、どうしたどうしたってなったけれど、フルーツ白玉を食べているのを見てその原因が分かった気がした。
具をすくうのに、皿を斜めにしている。具に夢中になって、どうやら汁のことまで気が回っていなかったらしい。食べたいものへの執着と集中力、すさまじ。食べるのが好きっていいなあと母はホクホクしてしまった。
帰りはまた病院にお見舞いに寄って、海に寄る。
お仕事の打合せの時間が迫っていたけれど、前もって遅れる可能性があることと、先方の好意に甘えて15分繰り下げていただき、防波堤を歩く。
海はおじさんが向こうにひとり座ってるだけで、ただ歩いてるだけで開放的。
先に進むにつれて、波の音が強くて「足が進まない〜」と怖がりつつも、一番先まで行けた。

砂浜には一昨日のウミガメがいて、こんなところに打ち上げた波は連れて行ってはくれないのかといたたまれない。

娘が
「どうしてうちの猫と海に来たいかって、砂浜に足跡をつけたいからだよ」
って急に教えてくれた。次の瞬間、きっとそのあたりを縄張りにしているだろう猫の足跡を発見し、夢かなったね、と伝えると、そうじゃないんだ、うちの子のでっぷりした大きな足跡がいいんだよ、と反論される。
それでも、猫の足跡はカラスのそれより可愛かった。




